今回は文字数が一番少ない回なので、すぐに読み終えることができたと思います。
さて、本作品で初めて日付が明示されました。店側は予約希望の確認をするために、日付まで言うのが当然ですからね。曜日だけならパルミス公爵と予定を立てた時に判明していました。6月17日月曜日……『いや、今日やないかぁぁぁぁぁい!』と公開後すぐに読んで思った方もいるでしょう。リアルタイムを味わえる特権ですね。日付がそうでない場合は、2019年、2013年、2002年と遡ることになりますが、まあ今日です。第二十話が二十七日目であり、6月14日金曜日ですから、それぞれの日に何が起こったか逆算できるようになりました。それが、最初に何日目と書いている理由の一つです。そういう意味では、短くとも地味に重要な回でもあります。
とは言え、日付が分かったら何が嬉しいのかと言うと、今のところは特にありません。生活習慣が分かる程度でしょうか。もちろん日付に無理や矛盾はありません。何度も書いた通り、私はただ描写しているにすぎないので。このことから、誤魔化しが一切できず、短期間で世界を救ったり、いくつもの事件を解決したりはできないということでもあります。距離や馬車の速度にしても同じです。隣の村に行くまで、やけに短時間だったり、逆に時間がかかりすぎたりもしません。
そういう意味でも、異世界の『リアル』をご覧ください。