今回の話をお読みいただき、本作品では名前も重要な推察要素の一つであると改めて感じられたのではないでしょうか。思い返せば、第一話から同人ネームやハンドルネームが出てきたり、二つ名が出てきたり、その後は、名前が似ていることに疑問を持ったり、名付けについて議論したりと、名前に関する話題がずっと続いていました。本作品は油断できないと申し上げたのは、まさにこのことでもあり、全てに意味があるからこそ、隅々まで楽しめますし、何度読んでも楽しめるようになっています。そして、それはこの先も続くことでしょう。
また、ここを見て、自身でより楽しもうと思った方は、こうも思ったかもしれません。『全て』とはどこからどこまでを指すのかと。それを教えることはできませんが、そう思った時点で、ほとんど答えに近づいていることでしょう。
最初の投稿から早くも一ヶ月が経とうとしています。どうぞ最後まで推察作品をお楽しみください。