おはようございます。遅れましたが、支度ができたので読みます。
現在お預かりした話、これで最後だったと思います。
またなにかありましたら、よろしくお願いします。
メモ:
魔導書な少年と救世主な少女
・小説というよりは、ゲームのシナリオっぽく視える。
・こことか。
(引用)
「はい。私の魔導書としての能力に『魔導書解読』並びに『写本』と『魔法指南』と言うものが有ります。それらの能力は、どれもそのままの意味です。他の魔導書に書かれている魔言をワタシが解読して空白のページに写本をします。それをマスター・ナナキ・レッシュベルに指南することで魔法を使うことが可能です」。
「つまり、ワタシにも魔法が使える可能性がある!」
「はい。その通りです。ですのでマスター・ナナキ・レッシュベル。大変お手数ですが何か魔導書を読ませて頂けますか?」
(ここまで)
途中、地の文章を削りましたが、すごく「序盤のチュートリアル感」があります。どうせなら【ゲームシナリオ】に特化して書いてみた方が、まとまりがよくなると感じました。
その場合、地の文章や、舞台背景の説明を削れるだけ削って【セリフだけで続ける構造】を意識してやってみると良いと思います。
改善した方が良いと思うとこ:
主人公の描写がものすごく薄いです。まず「魔法」が好きなのか、嫌いなのか。「魔法」を獲得して、どうしても成し遂げたいこと。成し遂げねばならない事が、あるのかないのか。
一応は地の文章で語られますが、そもそも「魔法」や「魔導書」に関する説明が多く、それを同じ地の文章で述べられても、主人公が如何に切実なのか、ツラいのか、あまり伝わってきません。
どうせなら【時間制限】を意識して章区切りにしてみるのも手だと思います。たとえば【失敗するとゲームオーバーになる】という仕組みを意識して、物語を分割してみる、とか。
1章:
魔法が大好きで、伝説の魔導師に憧れているが、学園では落ちこぼれている主人公。3日後の試験で結果をださないと落第。
謎の魔術ショップで【原書】の一冊に出会う。
試験はトーナメント方式。勝てば継続。負ければ終わり。
2章:
試験を終えて長期休暇に入る。
人型になった魔導書や、学園の友達と、魔術ショップで働く。
お店の商品が盗まれてしまう。イジメっ子の仕業。
期限内に犯人を見つけないと退学。見つけたらクリア。
こんな感じで、各章に【時限式のクリア目標】を設定してみると、主人公のやりたい事や、やらねばいけない事が、伝わってくると思います。
その上で、最終的に主人公はどうなるのか。どうなりたいのか。なにをクリアしたら、物語はひとまず完結するのかを提示してみると、いいんじゃないかなと思いました。