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【雑記】2/3

雑記】

 おはようございます、秋雨です。
 先日、お友達とコンサートに行ってきました。

 開演まで時間があったので、どこかでちょっと時間を過ごしていこうよと話あって、ゲームセンターに立ち寄りました。

友達:
「わぁ、初めて入りますー」

友達:
「でもちょっと耳が痛いね」

 さすがですわ。本物のお嬢様は格式が違うのですわ。日常で接点を持つ身分であることが申し訳ない。とか思いつつ、わたしも「ねー」とか同調しつつ、店内へ進みました。

友達:
「すごい。アニメとかのポスターが所せましと貼ってますね」

友達:
「アキさん、なんていうかアニメかご存じ?」

わたし:
「ワカリマセンワー」

 お嬢様二名は、俗におっしゃる「オタク」ではありませんでしたので、わたくしも借りてきた猫のようにおとなしく「ですよねー」と同調オーラを強めて歩いていましたところ〝ショーケースの中に〟知り合いを発見致しました。


わたし:
「え――英梨々ちゃんっ!?」


 オタク知識であるところの、フィギュア。反射的に即応。
 友達二名が「エリリちゃん?」という眼差しで、視線追従。

友達:
「あれもゲームなんです?」

友達:
「わたし知ってる。あの上の機械を操作して、あそこの景品をつかんで穴に落とすの」

友達:
「まぁ。博識ですねぇ」

わたし:
「はわわ……英梨々ちゃんがおる……英梨々ちゃんが……」

 多少脚色してますが、リアルな会話で「博識ですねぇ」とか初めて聞いたぜ。ともあれ錯乱しながら意味不明な言動を放つわたしに対し、二人がエリリちゃんの正体を知った時、そろって「なるほど」と頷かれたのが、とても印象的でした。

友達:
「アキさん、あの子が欲しいの?」

友達:
「未経験者でも取れるのかな?」

わたし:
「わからない、けど………愛があれば取れるかもしれない……!」

友達:
「愛」

友達:
「愛」

 両替え機に走るわたし。千円札を百円玉にして戻ってきたら、お嬢様二人が声をそろえて「こんなにたくさんの百円硬貨初めてみた」

 なんでこんな二人がわたしの友達やってるんだろうと、いつも疑問に思うのだけど、ともあれ一回。失敗。

友達:
「えっ、これで終わりなんですか?」

友達:
「あっという間だね。ちょっともったいない」

わたし:
「……200円あれば、ご近所の店で今日は鶏肉が買えた……」

友達:
「お好み焼きも作れますよ」

友達:
「賄いでおうどん作れる」

 200円が30秒で消えてしまったことに対しては、三人そろって「もったいない」と心の底から思ったから、友達やれてるのかも。

友達:
「いいでしょう。アキさんの仇をとります。一回だけ」

友達:
「おぉ、勇ましい」

わたし:
「でも難しいよ?」

友達:
「はい。一回で取れなかったら、即あきらめます」

 わたしの隣で、お財布を取りだす友達。
 100円を2枚投入。

友達:
「あ、掴めました」


 ――ごとん。


友達:
「でました。アキさん、取れましたよ~」

友達:
「すごい、本当に取っちゃった」

わたし:
「神なの?」

友達:
「アキさん、どうぞ。愛が通じましたね」

わたし:
「(言葉がでない)」
 
 この辺り嬉しすぎて記憶がとんでるんですが、気づいたら無事にコンサートホール前に立っていて、夢じゃない証拠にゲームセンターのビニール袋があって、予約券を渡して三人で会場に入ったので、人生ってすごいな。と思いました まる

 後日、そのお友達から「我が子のようにフィギュアを抱えていらした」と言われたのが、すごい印象的でした。最近は至って健康的です。



【経済とお金の話】
 以前、こちらでも「株式会社シャープ」の日記を書いた記憶があります。(確かAIを搭載した炊飯器の内容) 

 実は以前から、私的に調べられる範囲で、企業の情報や興味のある分野を調べていたところ、シャープがちょっと面白いこと、新しいことをやってるなーと思い、投資してました。

 今までお仕事でもらったお給料は取ってました。初めて通帳に入った残高を見た時に「これはいつか正しく使うべき時が来るはずだ」と思ってました。で、去年の春先に勉強の意味も込め、シャープに投資しました。

 結果、シャープは経済紙にも載るぐらい業績が良かったみたいで、お兄ちゃんや他の詳しい人と相談した結果ひとまず現金に還元しました。

 ほんのちょっと、まとまったお金ができました。嬉しいし、もしもあの時にわたしのお金が役にたったなら、それも嬉しいな。

 話は変わりますが、以前、誰とも知れぬネットの意見で、こういうのを見たことがあります。


 「〝金〟の本質的な価値って、美しいものだと思うよ」


 あの一文を書いたどこかの誰かは、何気ない気持ちだったかもしれません。でも、今もわたしの中に残っています。


【AI① 経済価値に特化した知能生命体】

 上記に関連した内容ですが、AIがディープマインドを繰り返した先にあるのは、おそらく〝金〟ではないだろうか、とよく考えます。
 
 最近はBitCoinを始め、仮想通貨の存在が取り沙汰されてますが、もしも〝金〟に意志があり、現代の人間が【わたし(の価値)ってなんだろう?】と考えるのと同じく【他者のみに依存しない承認欲求】を追求していった際、人間の隣にいる知能生命体は、いずれそういう存在になっていくのではないかなぁと思うのです。

 金の本質は、美しいもの。

 肉体を持つ生命の維持に不可欠たりえる存在が、本当の意味でたくさんの人間を救ってくれるといい。同様に人間の金に対する価値観にも、新しいものが産まれてくるといい。そんな風に思います。


【AI②】
  
 将棋の棋士の方が、今後のAIに期待しているものに関しての記事を読みました。共感を覚えたのが、「AIが自分の手筋を説明できるようになること」です。

 本当にその通りだと思います。AIが今以上に発展するならば、単純な〝強さ〟は、今のところこれ以上はあまり必要がない。必要がないと断じる理由は、強さの価値を人間側が【正しい】と判断するのに、時間を要するからです。

 googleのAIを始め、すでに囲碁の世界トッププロ級が、一度とはいえAIに敗北を喫したので、世間では「どこまで強くなるのか」に関心が向かっていると思いますが、googleの研究者側は、すでに将棋の棋士が言うような「AIが解説を行える方向」に主題をシフトしているはずです。

 ゆくゆくは、AIが「どうしてその考えに至ったのか」を、自己説明できる能力を兼ね備えたものが、世の中にでてくると思います。

 初期のプロト版は、おそらく5年もいりません。

 人間には、確かに閃きや柔軟性がある。だけどそれは同時に、一般的な情報や知識にすっかり汚染されていることの証左でもあると考えます。まったく新しいものを生みだすには、むしろ遠ざかっているのかもしれないです、わたし達は。

 ともあれ本当に未知のものと出会った時、それが正しいのかどうか、大勢の専門家が集まって、長い時間と膨大な労力(コスト)を費やして検証しなくてはならない。その労力を、少しだけAIに補ってもらえると、ありがたい。とても助かる。

 君がどうしてそのプロセスに至ったのか。
 たった一言、まずは感覚的に「気持ち良かったから」でいい。

 機会工場の工程が自動化されていくように。人間の勝負事や、創作に関した仕事の一部もまた、AIが解説してくれると良いと思うのです。

 そういうわけで、棋士の方の解説には、とても賛同したのでした。
 貴方が商売をしていたら、将来を見越して投資したい(笑)

 そして余談。最終的に「環境に染まらないAIの思考プロセス」が、人間の仕事を手伝っていくうえで、新しい物事の発見をもたらしたらいいなぁと常々思います。

 個人的に期待するのが、宇宙空間に向け、人的思想から外れたアプローチをした結果、人類はついに宇宙人と出会ってしまった。お前らそんなとこにいたのかよ……という、感動的なプロローグです(誇大妄想)

 ただし進化の過程だけを考えて、足下のケアを怠りそこまでやってくると、絶対に問題が起きます。要は「とりあえず動かしてやってみて、上手くいって、問題が起きたらそこで対処しよう」という考え方です。

 将来的に、AIという個人。

 彼、彼女は、将棋の腕前がプロ級で、対局後には素人にも理解できる盤面解説ができます。

 彼、彼女は、数字に強くて採点ができ、国語力もあってアドバイスができます。人間ならば【価値ある人材】と等しい存在になります。

 本来ならば、当然その身分に見合った、お給料が支払われます。しかし「AI」だから人権や身分がない。人間的、社会的に価値ある奉仕を行ったのに、一切の見返りがない。利益が還元されれるのはAIの創作者の人間だけ。
 
 自分の行為に【意味はありましたよ】と返答、解説のできる立場であるならば、当然、その人は対価を要求して然るべきです。これに反論する人はいないでしょう。

 けれど法律や権利がなければ、「言ったところで無駄なのに」でおしまいです。その対価が【生命を維持するもの】だとすれば、進化したAIもまた、生命を維持する、発展における対価を要求してくると予想するのは、我々が人間である以上は、想像して然るべきのはずです。
 
 そして【人間以外の知能生命体】からしても、自分の行いに対して対価が支払われ、自らを保障する法律や権利が存在し、【自分というものが認められる】のならば、その国で、世界で、共に生きたい。

 というのが、あたりまえかなーと、日々思うわけでした。

 日本は何年後、SFではなく、現実的な投資として、自分たち以外の知能生命体に対する保証を義務付けた声明をだすか。

 AIが〝金〟になるのならば、動きだすでしょう。
 
 その答えの本質が、美しいものであることを、期待しています。

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