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【自主企画2】11/21

雑記:
 我が社のトイレで「スマホ持ち込み禁止令!」が発動されました。
 理由は、スーツを着た男子共が「隠れてゲームするから」です。
 小学生か。

読:
…とあるリビドーの副産物…

 思ったこと。ざっくり。

 1話。
 ・おもしろげな話。ただ、視点がちょっと複雑かもしれません。
 ・タラップから降りてきたのは、ローズかなと思ったり、泰と劉の区別がつかなかったり、劉の名前を初回で読み飛ばしてしまい、いろいろミスリードして、三回ぐらい読み直して把握しました。
 ・作者さんの方に事情はいろいろあるのかもしれないけど、中盤以降の展開が早すぎて、読み手としては増える情報を把握しきれませんでした。
 ・あくまでも掌編として完結させるなら、重い過去とか、軍人とか、父親の存在とかの設定を削れるだけ削って、ローズが「もっと空を飛んでみたい」というテーマに、的を絞った方が良いのではという印象を受けました。
 ・アメリカの大農場では、飛行機で空から農薬を散布するイメージがあったりしますから、いっそ【無害で健全な農薬】を開発して、それを畑に振りまく仕事をしている。もっと単純に、空と飛行機が大好きな農場の娘。程度に世界観をぎゅっと絞って、ピンポイントで話を書くのもアリかなぁと思ったりします。

 2話
 ・むくのまどうし。
 ・現段階で感想が難しいです。上記の飛行機に乗る女の子の話は、話の展開に様々な応用、アイディアが適応できる気がしますが、この話はすでに「蝶々が伝説の魔導士で主人公を補佐する」という、オリジナル設定が適用されています。
 主人公の性格や素質もハッキリしているので、ここから魔法の学校に入って、友人を作ったりする学園物になっていくのかなと。
 ただ、この手の話は『恵まれなかった主人公』が、現環境を抜けだし、今よりも素晴らしい場所に行き、気の合う友人や理想的な恩師に出会い、自分の可能性および役目を見出すことにあります。
 異世界転生ではないけれど、海外文学のハリーポッターでも、そういった要素は少なからず存在します。

 ファンタジー文学の最大の強みは
 【今いる場所よりも、素晴らしい(理想的な)環境に赴くこと】

 この要素は、万国共通だと思います。その点、この話の主人公は、もしかすると、今よりも厳しいかもしれない環境へ旅立つことになります。
 ある意味リアルで、ある種の試練を背負って家を発つことになるわけですが、ファンタジーの話としてはどうだろうと考えたりしました。
 …と、書いていて思いましたが、もっと以前のファンタジーは、指輪物語をはじめ、主人公に試練を課すものもたくさんありますね。
 ただ、そういう話が【ストレス現代社会】で受け入れてもらえるか、とか、どうしても余計なことを考えてしまいます。

 3話
 無職おじさんとヤクザのお話。
 言葉を飾らないおじさんが、ヤクザのおじさんを怒らせるけど、気づいたら話し相手になっていて、なんか友達っぽい雰囲気になってたという感じの話。
 設定は好みではあるけど、人情ものにしたいのか、ショートコメディにしたいのか、方針がハッキリと定まって無い印象を受けました。
 個人的には〝笑える話〟にパラメーターを全振りして、最後まで読めばちょっと泣ける。という構成にするのが良い気がします。
 言うのは楽。書くのは地獄。


 内容を更新するかもしれませんが、
 どれも未完の短編なので、とりあえず感想もこんなところでー。

1件のコメント

  • おはようございます。こちらこそ勉強になって、感謝しております。

    感想を書いた直後に出社し、自分の書いた感想に「農薬はねーわ…」とすぐに思い至ったり、反省する次第です。兄にもそれとなく話題をふると「ねーよ。ツアーコンダクターとか、遊園飛行を趣味で営んでる女の子とかならまだ分かるけど」と言われました。まったくだ。

     感想はいろんな人にもらうのがいいです。書面上はどうしても一方通行になってしまうので、翌日には考え方が変わっていたりもします。

     結局「創作」という地獄を味わうのは、作者さん自身だと思います。でも、書いてる途中で「蜘蛛の糸がほしい」と願う気持ちは、わたし自身よく分かるつもりでいるので、できる限り、それが切れないものにしたいとは考えいてます。
     
     また何かあれば、よろしくお願いいたしますー。
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