タイトル:
ミラーボールと星空
評価:
ストーリー:C+
キャラクター:B
設定・舞台:B
構成・バランス:C+
オリジナリティ:B
総評
率直に言います。途中までは面白い。でも途中から、お話が複雑な迷路に入り込んだようになってしまいます。
作者さん自身「自分でもよくわからない方向に転がっていく」的な一文を添えられていたように思いますが、読者としても、その辺りから「あれ?」という感じになりました。
さらに後半になると、春さんが認知症である可能性が示唆されます。どんどん思っていた作風と違うものになっている印象です。
なので、ジャンルは明確に決めた方が良いと思いました。
死神がお婆ちゃんを救って「幸せに殺す」ことをテーマにするなら、話の構造を(本来通りの)シンプルな物にするのがいいのかなと。
私も経験ありますが、作者が自作品の完結方法に迷ってしまうと、たくさんの可能性が浮かんできて、最終的には脱出不可能になってしまう事が多々あります。やり直す作業は大変であると承知してますが、このまま物語を続けても、個人的には、あまり良い結果になるとは思いませんでした。
良かった点:
キャラクターです。二人一組の掛け合いが楽しい。
死神の社会システムがどうなっているかは分からないところがありましたが、人間を大事に思っていたり、自分たちの仕事内容に疑問を覚える。というのが人間臭くて共感を覚えました。
悪かった点:
(総評に書いたので割愛します)