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【自主企画】メモ 2017/10/21


 おはようございます。よろしくお願いします。
 平日に感想をいくつか書いてしまったので、今日は1000字読み。

〇小さな宝箱
 ・アンティーク屋さんで買ってきた宝箱。
 ・ な か に 何 か い る 。

(引用)
 流石に竜はないだろう。わたしは期待を込めて、想像の竜を即座に打ち消した。いつの間に入り込んだのかはわからないが、せいぜいゴキブリやその類だろうと意を決して、わたしは宝箱の蓋をゆっくりと開いた。
(ここまで)

 ・この女子度胸あるなぁ!? ゴキブリでも嫌だよ!?
 ・甲冑を着た騎士がとびだす。あくまでもわたし的な感想。ゴキブリじゃなくて良かった…マジ良かった…触覚と節足がなくて本当にマジ、甲冑を着た15センチサイズの生きた騎士で良かった…!
 ・「……お前は誰だ。ここは、どこだ」
 ・それ、わたしのセリフな。
 ・「あなたこそ、誰よ。何も入っていなかったのに……」
 ・主人公に超共感した。誰だよ。
 ・「知るか。いきなり閉じこめられた身にもなれ」
 ・室内用スリッパで、ペシペシやりたい、この騎士様。
 ・日本の昔話でいえば「一寸法師」。もしその通りに展開が進むと、騎士が大きくなって、主人公(お姫様)と恋人になるのが理想。
 ・わたしは、日本の昔話は『無駄のない完成型』だと思ってる。現代の物語は、そこにどうやって新しい要素を足して組み合わせるか。もっとも分かりやすいのは、キャラクターを突き抜けた性格にしてしまう。という方法。
 ・この手の話は好きだけど、(わたし基準の)『無駄のない完成形』が視えるので、注目するのは、それをどうやって超えるか。あるいは、昔話の形式で素直に終わらせるのか、ということ。
 ・また次回読みます。


物語部員の生活とその意見
 ・メタい話。メタいけど、とりあえず主人公をください。
 ・全員が登場人物で主人公だ。という話でも、全員から「基本的にコイツが主役でルールブックだから」というキャラクターがいないと、物語を読むのは困難になりますです。

幻の呪い姫
 ・最初の一行目が良い。僕は王子様になりたかった。
 ・少しセリフが硬い。女の子の「いいえ、違うよ」とか。
 ・モノローグ。主人公が体育館に立っている。体育測定の途中で女の子に声をかけられ我にかえる。第一声が「よかった、大事に至らなくて」だけど、普通なら「だいじょうぶ?」とか「具合悪いの? 先生呼ぼうか」とかじゃないかな…。
 ・会話の内容にかなり違和感がある。会話に違和感があるので、地の文章が良くても、ストーリーが頭に入ってこない。
 ・仮に「高瀬涼」が、主人公の事をすべて把握していて、それを踏まえた上でのセリフになっているのだとしたら、話の展開を変えた方が良いと思う。理由は、読者が内容をまだ何も知らないから。
 ・変える際は、場面の「展開そのもの」を変える必要はなくて。主人公に「だいじょうぶ?」と声をかけるのは、クラスメートの普通の女の子。「待って。ちょっと待って。そんなに怖がらないでよ。お姫様」と、すべてを把握している人物を出す前に、読者と(情報量が)同レベルの一般人を出すとかして、段階を踏んだ方がいい。
 ・養護教諭がでてきた。先に登場させるなら、こっちかと。
 ・ところで、これはどうなの…。

「反復横跳びの最中に、意識が飛びました。それからしばらく覚えていないのですが、歩いていたそうです」

 ・…だ、大丈夫か。王子…。申し訳ないけど、こんな子に「大丈夫です」と言われても、信用性ゼロだと思うの…教諭側も「いいから保健室で寝てなさい」ぐらい言いかねない。
 ・主人公は幽霊に取りつかれていた。ヒロインは幽霊を研究してる。幽霊について問答する。という展開。小野不由美さんの「ゴーストハント」を思いだしてしまう。
 ・うーん…たぶん、言ってはならない要素なので、無視っても構わないという前提で聞いてください。
 ・この手のタイプの話は【主人公は普通の子】がいいはずです。
 ・言葉を変えると【ありふれた普通の感性】をもっている、という事です。
 ・どうして【普通の子】がいいのか。
 ・幽霊という恐ろしい存在と出くわす代わり、美少女とお付き合いできる。話をするキッカケが得られる。というメリットを、天秤にかけられるからです。だから、単純にこのお話を楽しく読もうと思ったら、主人公は【感情豊かなタイプ】が良い。
 ・よく笑って、よく怒う。理論よりも行動派。いざとなれば女の子を守る。行動できる。相方の女の子が理論派なので、どちらかは、行動で実践するタイプである方が、組み合わせとしてしっくりくる。
 キャラクターが【理論×理論】の組み合わせでも構わないけど、その代わり、実際にトラブルが起きたら対処できるかは不安。
 ・反復横跳びで意識を失う。という内容が、幽霊が憑りついていたからというのはあっても、エピソード自体が割と強烈で、上記の通り「大丈夫か…?」と先入観をもってしまうので。
 ・ただ、たくさんの方が既に評価をつけているので、わたし一人の意見よりも、おもしろいと言ってくれる人を大事にした方が良いと思います。


ガラス越しの先に立つあなたへ
 ・障害者のノンフィクション。わかるなーと思うことがあったり。
 ・この話の類で個人的に興味をもつのは、科学が発達することで、それが「病気ではなくなる」という話。
 ・たとえば作者さんは、現実では地図が読めないが、二次元ゲーム世界の中だと「東西南北」がわかる。これも科学の成果。
 ・ゲームに3Dの概念が登場した。道に迷うので、マップに「コンパス」が登場するようになった。さらに進化して、リアルなグラフィックが登場した。現実と見紛うほどの広大なオープンフィールドが実装されると、迷子になる人が増えた。目に見えるナビゲートシステムが搭載された。
 ・じゃあ、拡張現実のゲームがより進化して、ARRPGができたら、現実に「方角を誘導するコンパス」が現れるかもしれない。
 ・地図を見なくても、グーグルマップを見なくても、現実に「目的地へと指し示す矢印」が現れるかもしれない。すると【地図が読めないという病気】は消えてなくなる。消えてなくなるが、新たに【何か不足している】という病名が現れるかもしれない。
 ・ようするに病気というのは、【それはこの時代において、治療が困難であり、生きづらい要素ですよ】というもの。
 ・だからわたしは、生きたいとよく思う。上記のようなシステムは、わたし達と同じような【生きにくい人たち】が、生きやすい為に、努力したものの証であり、現在では【便利なフォーマット】となったものだから。
 ・なので、これ系統のエッセイならば、自分のことだけを語るのではなくて、将来はこういうシステムが設計され、こうなっていると嬉しい。という未来のビジョンをセットで語ってみてほしい。
 ・海外では既にそういう取り組みが至るところで行われている。普通の主婦の方々がディスカッションして生まれた商品が、企業によって製品化され、それを機に、一般の主婦が独立して会社を立ち上げたエピソード等もある。
 ・日本では「小説家になろう」の人たちも、その一つだよね。
 ・明日、明後日、一週間後、一年後、三年後、十年後。
 ・次はどんな事が起こるのか、楽しみじゃない?

鯉しちゃった野球バカの話。~2017年9月1日観戦記~
 ・タイトルから、読むのどうしようかな…と一瞬思った。
 ・思ったけど、冒頭がおもしろかった。
 ・野球バカの男子が、カープを紹介するバスガイドさんに恋をして、ついでに球団のファンになるって、おもしろいと思う。
 ・事実は小説より奇なり。とは言うけれど、冒頭の部分は本当に面白いと思うよ。これ、フィクションにならない?
 ・主人公が社会人になって、当時のバスガイドさんと再会するとか。
 ・ガイドさん、あるいはその身内と恋に落ちるとか。出会いのエピソードはすごく面白いから、よかったらその後の展開をフィクションにしてほしい。


三題噺やってみた(H3BO3)
 ・三題噺の感想は難しいですね…文章が短いのもあるから。
 ・作者さんが「良く書けた」というオススメ形式で読みたい。
 ・んー…申し訳ないけど、感想が難しい。純粋な詩なら「綺麗だね」「カッコイイね」と一言で感想ができるけど、こちらの話は、悪い意味でふわふわしていて、ジャンルが明確に定まって無いと思います。
 ・物語を作るのか。詩を作るのか。あなたは何の為に文章を作るのか。そこは前もって決めておいた方が良いと思いました。

あなたが消えた日、私は何をしていただろう。
 ・1000字未満。続きが書けたら。

ぼっちで自称リア充な俺は、友達がいません
 ・とりあえず違うよ。と思うこと。
 ・「世の中には、リア充ということだけで、勝ち組みたいなふざけた風習がある」
 ・いや…無いよね? それは「リア充」の人を羨ましがる人の視点で、そうでない人は「頑張ったね。おめでとう」と祝福する対象だと思うの。
 ・ボッチで充実してる人って、他人が何を言っても関係ない、っていうか、そもそも【他人の事を見てない人】だと思うの。必要ないから。
 ・【見て見ぬフリをしている】と【必要ないから見てない】は、明確に違う。もし、クラスメイトに同じボッチの女の子がいても、人生が本当に充実してたら、そもそも対象が目に入らないし、同じように一人ボッチだな、とか、それ自体も思わないはず。
 ・お話の傾向としては、平坂読さんの「僕は友達が少ない(はがない)」タイプ。ただ、あの作品が共感を呼ぶのは、キャラクターがみんな「ぼくは、わたしたちは、本当は友達がほしい」と思っているのが、すごく分かること。主人公は顔が怖いけど、中身がひねくれてるわけじゃないし。ヒロインに至っては「友達が欲しいの!」と叫ぶ。
 ・読者は基本【素直なキャラクター】に共感する。

より言えば
 ・【素直すぎて上手に生きられない】
 ・【素直過ぎて過ちを犯してしまう】
 ・【素直過ぎる自分を改善、あるいは救済され、最終的に幸せになる】

 そういう主人公を好きになります。まずは【素直な主人公】を作る。ボッチこそがリア充なんだ!と叫ばせたところで、ヘイトが重なるだけです。叫ぶなら、相応の納得できるエピソードとシチュエーションを用意してみてください。

2件のコメント

  • ありがとうございます。
    このように客観的なコメントをいただけるのは、本当にありがたく、そしてこれからの方向性を見出すための指針ともなり、私にとってこうした批評はある意味【道標】のようなものです。
    実は、既に来年6月、精神科学会での臨床例障害者として、そして国が総力をあげて取り組む発達障害の一患者として、壇上に立つ予定があります。
    今回、背中を押されたような気持ちになりました。今の発達障害者にとって何が必要なのかを、胸を張って、明確に提唱していこうと思います。
    本当に、本当にありがとうございました。
    また引き続き、目を通していただけるとありがたいです。
  • おはようございます。
    すごい。頑張ってくださいね。
    世の中ってけっこう、〝できない人〟が世界を変えて〝できる人〟がそれを支援するって仕組みになってると思ったりするので。

    できない事は不利の要因であっても、不能の要因ではない。

    生きている事は可能性の連続であっても、不可能の要因ではない。

    明日、良い事がありますように。
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