• エッセイ・ノンフィクション
  • 二次創作

【自主企画】メモ8


DAATH ー深淵ー All's right with the World.

 ・伝奇物、に分類されるのかな。
 ・文章が上手い。
 ・特殊な病、あるいは症状に苛まされた少女たちが集められる。
 ・ミステリーとか、サイコサスペンスみたいなジャンル
 ・まずは、物語を設計する難易度の高さを感じる。
 ・この手の話は、バッドエンドになりがちだから。

 ・好きなものとして描くのは全然アリだけど、おもしろさを追求していくなら、とことん、キャラクターを魅力的に描かないといけない。キャラクターの事を考えるなら、読者のことを考える必要がでる。

 ・友情や、恋愛といった要素もきちんと描く。
 ・暗い話が続くだけじゃダメ。読者としては、何を頼りに読めばいいかわからなくなってくるから。

 ・評価が難しい。邪道だけど2章途中まで読んで、最後から逆順して読んでみる。

 ・エンディングの種類。想定した通りのバッドエンド。ループもの。

 ・主人公=おそらく1章の最後に夢で出てきた神様、月読。

 ・イメージが先行する。
 読む人にとっては、わけがわからない。という事になる。
 作者さんも承知の上で書いてると思うし、わたしも経験ありまくる。

 ・でも、すごいなーと思う。書きたいもの、胸の内に込めてるものを全部だしきって、完結させるのはすごい。

 ・なので、次は肩の力をぬいて、頭からっぽにして、気楽~な話を描いてみるのも、おもしろいかもしれない。

 ・と思ってたら、サイドストーリーあった。
 ・1章読んで、10章、9章まで、逆順して読んだ。

 ・邪道だけど、大まかな話の流れを理解する。

 ・集められた女の子は、神様を召還するための生贄。
 ・集めた男は、神様を召還して、自らが神になろうとしている。
 ・神になりかけたけど、元神(っていうと元カレっぽいね)の力を借りた主人公によって両断される。
 ・しかし以後、異界が現世にも顕現するようになる。
 ・過去と現実が交差し、神になった主人公の手で、世界は崩壊。
 ・夢の中。現とのはざま。繰り返す。

 ・サイドストーリーもちらっと読んだけど、確かにキャラクターの濃さを描くなら、女の子同士が恋愛したり、百合ったり、エロ寸前だったり、いっそエロエロだったりしても、それが話を読み進める原動力になるならOKだと思う。

 ・たとえば「魔法少女まどか☆マギカ」なんかも、ほむらさんが、まどかに見せるツンとデレの比率が黄金比であることを小一時間語る先輩が、わたしの身近にいらっしゃる。

 ・ただ、まどマギのおもしろさ、評価されている本質はそこでなく、
 魔法少女はやがて魔女になり、最終的には人類の敵となって、仲間であった魔法少女に殺される。それを回避する手段は存在せず、メインキャラクターたる14歳の女の子たちが、容赦なく死んでいく。という設定そのもの。

 ・よく、物語でいちばん大事なのはキャラクターだと言われる。
 ・わたしが思うこと。それは言葉が足りなすぎる。

 ・読み進める物語を作るには、共感されるキャラクターが鍵。
 共感されるキャラクターを作るには、ブレない設定が鍵。
 ブレない設定を作るには、それをどうにかして超えるストーリーが鍵

 ・【ストーリー】【キャラクター】【設定】は相互関係にあって、結局のところ、どれも丹念に練り上げていかないと、魅力あるキャラクターには行き着かない。

 ・なのでこの話だと、ストーリー上、神の生贄になることが避けられないなら、女の子が実際に生贄になった時、「やだー! さやかちゃん死んじゃやだー! このシナリオライターを絶対に許さない!!」と、世界中のオタクが涙する様子を先読みして、ストーリーを組み立てて、そこに落ちるキャラクターを用意する必要がある。

 ・簡単に実践できるなら、苦労なんてないけれど。

 ・可愛くて、見守りたくて、愛娘のように思える天使のような女の子が、悪い大人に騙され、遠慮なく生贄に捧げられるというのなら、作者は先読みせねばいけない。
 
 不条理な現実を計算して、逃れられない設定を、ストーリーとして構築する。
 読者がストーリーに対して憤り、怒り、涙し、まるでその世界が、目前のその場所に存在しているのだと思えた時、はじめて色濃いキャラクターが産まれるのだと思います。
 
 ・簡単に実践できるなら、苦労なんてないけれど。

 でも、サイドストーリーの方で「わたしたちってキャラが薄いのかな?」と言っていたように、作者さんが「うちの子、キャラが薄いのかな」と思っているのなら、たぶん間違ってない。

 ただ、薄いというのはちょっと違う。
 限りないキャラクターの個性は〝ありふれた要素〟の上にあるから。

 そして、もっとも共感される要素に〝死ぬのは怖い〟がある。

 でもたいせつな物のためなら、命をかけても戦える。
 では、どうしてそれが、そこまで「たいせつ」になるのか。

 キャラクターが薄い。というのはすなわち、共感される設定が薄い。理解の届くストーリーが薄い。全体的に何もかも薄い。という事に等しい。

 キャラクターが薄いかもしれない。と思った時点で、
 すべてを見つめる、俯瞰的な視点が必要になる。

 ・簡単に実践できるなら、苦労なんてないけれど。
 そう思ってしまった時点で、時間的に可能なら、やるしかない。

 誰かに相談できるなら、信頼できる人に相談した方が良い。
 
 そして、わたしが、この話に一つだけ提案するなら、

 【読者を泣かせる方向に誘導してはどうか】

 です。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する