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ほっとしている。


 こっそりこっちにも。
 お手伝いしていたゲームが発売されて、〇週間が経ちました。

 えらい人が集まり、企画ができて、これぐらいの予算と人数で作るぞい。というのが決定して、叩き上げのα版ができて、改めて部署や人員を計画した辺りで、わたしも参加させていただくことになりました。

 でも、さすがにメインシナリオは、えらい人が書くんだろうなぁーとか思っていたら、結構、深いところまでやらs

 ……最近のゲームは、セリフで遊ぶというか、現実でのいわゆる「若者言葉」だとか、ギャル語みたいなのも、キャラによっては意図的に取り入れていくのも多いと思うんですが、そういうのは「一切ナシで」と言われました。

「君が描くのは、現代人に共有されるものでなくて構わない。
 メインはキャラクターではなく、ゲームという世界そのもの」

 昔ながらのRPGゲームという『古臭い世界観』に則ったものを書いてみなさい。ゲームに奉仕しなさい。と言われたのは印象的でした。

 それで現代の感覚的な「ユーモア」を削り、昔の人たちが、大事にしていたものを、すごくすごく意識したうえで書きました。そんな状況が続き、トランス状態でハイになっているところに、素晴らしい音源もできあがって、指が壊れるぐらいにキーボードをブチ叩いていました。

 ゲーム制作現場というのは、なんというか、魔境……。

 創作家がハイテンションになった状態で作りあげ、それを受容した側がまた「うぴょー!」となって、ハイになったものをお返しする。ヤバい。そんな状況で、自宅で24時間フル稼働されていた、わたしのプレステ1さん(YAH〇〇オクで¥500円で落札)は、帰宅したわたしに

「読み込みクソ長ァァーーー!!」

 と、奇声をあげながらのちゃぶ台返しを食らいかけ、あわやフリーズするところでした。わたしのイジメに良くぞ耐えたなプレ子よ…(おい)


 最初は全部書き直しとかのリテイクが出て、それに関しても奇声を発してましたが、最期の方になってくると、リテイクの数もガンガン減って、「ふっ、わたしも成長したわね……今なら百万本売れるわね……」とか気の狂ったことも思ったりしましたが、単に制作発表が露わになり、えらい人が『ザコの仕事に口出す暇も余裕もねぇんだよなぁ!!?』というぐらい、大忙しになっただけでした。

 次からは、最初はそこそこ手を抜いて、
 後半から本気を出そうと思いました。――嘘ですよ?(ゲス顔)

 でも途中で入院した時に、待ってるから。と言われて、心底ほっとしました。バームクーヘン美味しかったです。べつに会社がブラックというわけではないし、私の身体が弱いだけであって、バームクーヘンは何故か身内のお兄様の胃袋に半分以上収まってしまいましたが、うらんではいませんわ、お兄様。なにしにきた。

 ただ、入院中、

「おもろいやんコレ……」
 
 と、完全に新規目線で遊べたので、良いゲームが出来ていると思います。ゲームの評判も概ね高評価みたいで、ものすごく安心。
 
 今はじめて、若干燃え尽きています。
 ここ数日はもう精神がどうにかなりそーであった。

 どれぐらいヤバいかと言うと、

 ク〇ゲーとかいう単語を見るのも恐怖そのものでした。

 購入した「冴えカノ、ガールズサイド3」を積むほどに……。

 今なら、倫理君の気持ちがよく分かる。

 正論もなにもかもいらないから、お布団に入ってじっとしていたい。
 誰も、声を掛けないでいただきたい。

 ……あぁ、これでやっと、冴えカノの新作読めるンゴ……。

 そんな気持ちであるんである。

 ほな、今日もぼちぼち学校であるー。


 6/29 秋雨あきら。

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