カクヨムの方はお久しぶり。隅っこから、生存報告してみます。
秋雨あきらです。
先日、諸事情で積んでいた「冴えない彼女の育て方(12)」を読み終えたので、もやもやとした部分を二次創作にして文書化してみました。
話はややそれますが、冴えカノの主人公である安芸倫也くんが「読んでてイライラする」という人や意見をよく見ます。正直なところ共感できるし、丸戸先生も承知の上で書いているんだろうなと、よく思います。
最たる理由をあげるとすれば、おそらく本編だと、シリアスなシーンでも、彼が叱られているのか、賞賛されてるのか、実際よくわからないというのがあるんですよね。
日常のギャグ(コメディ)の文章もあって、そちらでも割と手酷くいじられてるので、そこの差異が見つけられないのかなーと思いました。
だけど彼は、女性陣に要求を突きつける時は、かなり現実的でシビアというか、がんばれ、超がんばれ。できなければ知らん。どうにかしろ。俺はお前の能力に責任はもたん。という言い草っぷり(特に絵梨々ちゃんへの扱いが鬼)
なので、今回はそこに要点をしぼって二次創作を書いてみました。題して「本編で怒られない安芸くんを、登場人物をお借りして、きちんと悪いところを指摘して叱ってあげる回」でした。
――フッ、スッキリしたぜ。どうだ安芸この野郎。
わたしの加藤さんと絵梨々ンを泣かせやがって。
やっぱり二次創作は最高だなハハハ(最低と書いてゲス)
あと、二次創作を書いてみて思うのが、わたしは結構、伊織が好きなんだなーということ。ギャルゲーだと「波島伊織」の部分は、物語本編には絡まない「親友枠」なんでしょうけど。冴えカノって、伊織がいなければ物語が成り立たない部分が実に多い。それが面白いです。
加藤さんはどういう女の子で、どういう人生観をもって、今日まで生きてきたんだろうと考えるのと同じぐらい、波島伊織のことにも考えを巡らせています。
本編では、そんな伊織の事に関しては特に触れない(商業的に読者の興味を惹く要素が薄い)ので、逆に二次創作だと、妄想をふくらませる余地もあって、書いていて楽しいです。
伊織がもうちょっと表舞台にでてきたら、割とガチなお仕事小説ものとしても読める作品になりそうですが、それ1冊に収まりきらんやでというか、そもそも需要が……といらんことを考えたりしま(以下略)
あと、次の13巻が最終巻になりそうとのことで、これまで応援してきたシリーズ作品が終わるのは、感慨深いなぁというか、終わってしまうんだなぁ。という複雑な心境です。
ちょうど同時期に「ビブリア古書堂」の最終巻(まだ外伝は続くようですが)も読み終えて、先月は楽しい読書期間を過ごせました。
やっぱり二次元の恋する女の子(栞子さんは女の子)は最高やな……。
桜の咲く樹のしたで、わたし、確信に至りました。