ELLEGARDENというグループの「Stereoman」という曲が大好きです。
目を閉じれば、
「そこにいるあなた」
に呼びかける。あるいは呼びかけられる。そんなイメージが浮かびます。
わたしは、この世に存在する創作というものは、極限まで突き留めると
『連想ゲーム』に落ちつくのだと思っています。
一は全、全は一。
1 is 0 . 0 is not 1
色々な解釈や言い回しがありますが、物事にはなにかしらの前提条件があって次が成り立つ。その前提条件にもまた『そのさらに前』があって成り立っている。であれば、あらゆる物事はすべて繋がっていて、真に『単独』である存在はない。
物事にはすべて意味があるし、同時に意味がない。
小説や音楽には、具体的な『カタチ』はありません。
本や音楽スコアになって、目に視える形で情報を共有することができても、その本質は『連想ゲーム』です。
エンタメの受け取り手によって、その答えが違うというのは、人によって『連想ゲーム』を思い浮かべる『カタチ』が違うからです。もちろん、その連想ゲームの前提条件となる知識を持っているか、否かで答えも変わるでしょう。
――そういう風に考えていけば、
情報を詰め込むのが得意な人工知能が『目に視えないもの』を創作するのは、不可能な気がまったくしません。むしろ『創作は人間にしかできない』という思い込みの方が不自然です。
ただし、人工知能には一つ致命的な弱点があります。たとえば、
『13lj;gふぉ9i:\\3k2//er』
この上の文章を使い、ミステリ的な内容のプロットを作りなさい。と言われた場合です。わたしならこうします。
『この暗号文は、秋月あきらが適当に打ち込んだ、まったくのデタラメな文字列である。犯人は上の文章をミスリードに使い、真実を悟られないように隠したが、結局は名探偵に見破られ、事件は解決した!』
実際読んでいたら、なんじゃそるあ! と
本を床に投げつけるかもしれませんが、人工知能はこういった『連想ゲームの主題』がよくわからない物事に関しての創作は行えません。
要するに、この日記とか適当に考えてるし、エルレの話題とか全然出てないけど、思いつくままに手抜きしよう。
っていうのが出来ないわけです。
そこを人工知能にクリアさせるというか、適当にやらせるっていうのは、
ものすごおおおお~~~~~~~く難しいので、ある程度の創作可能な人工知能が誕生しても、絶対に人間が側にいないといけないんです。
自分たちの足りないところを、フォローして、フォローされて、次へ向かう。するとどうなりますかね?
人類は滅亡しますか? 人工知能は人類を淘汰しようと試みますか?
それとも友達になれますか? あるいは恋をしますか? それとも……。
そういう『連想ゲーム』をするのが、わたしは大好きです。
//All I can do is close my eyes....
上の暗号の真相が分かったら、どうぞ書き込んでくださいね。