四条藍

あなたは、手紙を書いたことがあるだろうか。電車にでも乗れば、視界の一面がスマートフォンで埋め尽くされる現代。直筆で想いを伝えることは、物珍しくなってしまった。しかしそれは、大事な…

桜井陽子はある日、入院先の病院で同い年の中学生・萩原早苗と出会う。 初対面から険悪な態度で接してくる早苗に反感を覚える陽子であったが、それには何か事情があるようで。 そしてこの出…

『男が妻の誕生日に花を買って帰った。しかしその日、男は妻ではなく別の女と食事に出た。何故か？』 突如、出題された水平思考ゲーム・ウミガメのスープ。 果たして『僕』は５分以内に解答…

柊咲月。中学二年生。 女の子同士で遊ぶよりも、男の子と公園でボールを追いかけ回すことの方が性に合う、男勝りな女の子。恋愛経験は無し。 そんな彼女の元に、ある一人の女の子が恋愛相…

高校生、中野慎太郎は先日バイト先で奇怪な言葉を耳にした。謎を解く為、幼馴染の日比谷透子に協力をあおぐ。

気が付くと、僕は同級生の月花さんと夜の校庭にいた。 宙に浮かぶ体。思い出せない出来事。声に被さる謎のノイズ。 これは小さな離島で起こった、不思議な現象を巡る物語。 ※「５分で読…

厳しい親のもとで育ち、小さい頃からピアノを叩き込まれてきた僕は、ある日のコンクールを境に声が出なくなってしまう。学校や家、どこにいてもコミュニケーションの取れない僕が安らげる場所…

　しあわせってなんだろう？ 　例え、君に言えない恋だとしても、僕は君に「好きだ」と伝えたい。 　だれにも知られないように、ひっそりと。 　どうすれば彼女に知られないよう、僕の想い…

春川美緒は失恋をした。 その経験から彼女は生まれ変わる決意をする。 そして入学した高校で新たな関係を築きつつある春先、藤林亜紀という上級生と出会う。 ＊＊＊＊＊ 本作から一年後…

　中学二年生の鵲聖也（かささぎせいや）は理科室の実験台に、自分の苗字らしき傷を見つける。 それは本当に彼のことを指していたのか。それともただの傷なのか。 　その傷に気づいた生徒…

　　　　　　　　神秘的＜日常的 　　　　　　　　　なミステリー

同じクラスの宇田川君は少し変わっている。いつも何かを気にしたり物事を疑ってばかりだ。 そして今日も彼は新たな謎を強引に見つけ出す。突如現れた正体不明の箱をめぐって、あらゆるものを…

　私、桐生　風花は同じクラスの佐藤くんが好きだった。勇気を出して告白しようとするが彼から恋愛相談を持ちかけられる。 　彼が好きな人は風花の親友の三条　麗香だった—。 　これは誰…

勇気を出して「5分で読書」にチャレンジしましたよ(*´Д`)ｱﾜｱﾜ 誰にも言えない恋。 それは、自分だけの胸に秘めた初恋なのではないかしら。 初めての恋を迎える十代の皆さま…

「おれ、呪われたかもしれない」小学生のタケシが母に告げた。呪ったのは図書室の魔女。 タケシと母のおかしな会話、最後に明かされる絵本の秘密とは。 「５分で読書」短編小説コンテスト…

彼は読書部の部長で、彼女は副部長。 ふたりはいい雰囲気でした。 でも、恋人同士ではありませんでした。

本を読まない少女がであった本は、恋を叶える不思議な本だった。

中学生が集団になれば分別なんてものはあるわけ無いし、多感が服を着て歩いているようなもので、知性があれば虐めなんてしないだろうし、感性があるなら誰を好きになっても、その気持ちは認め…

中学二年生の麻衣は、学校内の寂れた第二倉庫で不思議な出会いをする―——

稲原　那智 18歳 高校生 ゆるふわカールのセミロング クリーム色のブレザー 三鷹　莉沙 パン屋の店員 24歳 黒髪ショートカット 白のコックコート 紺色のエプロン

三坂第一中学校2年生、三島海斗。 空想好きなぼくは、本の中で「「ぼく」の人生以外」の人生に出会うことで、なんとか、日常を彩っていた。 そんなぼくは、夏のある日、図書室で 見慣れ…

私には好きな人が居る。相手は女の子。 この恋は絶対に叶わない。そう思っていた。

これは、とある中学校での一コマ。 相頭兄弟がテレパシーでトランプのマークと数字を言い当てるという。もしそれを妨害できたら商品として給食のプリンがもらえる。 音賀那糸は音で妨害を試…

高校一年生の野崎 圭太にとって初めての文化祭。 ミステリー研究部に所属する幼馴染の佐々木 優から部活の出し物に参加して欲しいと頼まれる。 出し物とはいわゆるリアル謎解きゲーム。 …

「トリックというものは、単純なほど成功するものです ――逆にね」 きたる四月一日のエイプリルフール。 午前０時丁度にお家の秘宝を頂戴すべく参上する。 怪盗から届いた犯行予告状…

《縦読み推奨》 【カクヨムコン8短編賞応募作品】 中学二年生の春。 私は席が隣の彼と、秘密の会話をするようになる。 それは、小説の文章をなぞること。 限られた言葉の中で私は初…

笑わない先輩と、頼りない後輩のお昼の風景。 赤いきつねと緑のたぬきの時間差に隠された、後輩の想いとは。 ※余談 「先輩、赤の補色で緑なんだそうですよ。公式サイトに書いてありま…

火星植民の為に働く主人公は、ある日作業中に奇妙なものを見つける。半球状のボールの表面には読めない文字が描かれてる。さっそく同室のヤマモトに相談してみるのだが……。

【まえがき的なやつ】 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。 なんと優秀賞に選んでもらいました。大賞じゃなかったのは残念ですが、上位七人…

お湯を注いだら、すぐに食べたい。 そのような思いを抱いた青面高校自称第二科学部部長はタイムマシーンを発明した。

「赤いきつねと緑のたぬき」ショートストーリーコンテスト応募作品です。 といっても、あまり求められていない方向かもしれませんが。笑

才色兼備な幼馴染の楊静里が恋文を受け取ったのをきっかけに、折川悠は天沢に告白された経緯を思い出す。あれから一ヶ月、彼からの音沙汰はない。 ※某新人賞をとった作品を読んだら、そ…

カクヨムWeb小説短編賞2020短編特別賞

落ちこんだ気分を、衝動買いでまぎらわせるため、あたしはショッピングモールをおとずれた。 なのに財布を忘れてしまって。さて、取りに戻ろうとすると……。

卒業式の日、去りゆく先輩を屋上に呼び出した私。 決死の思いで気持ちを伝えたその瞬間、世界は５分前に戻ってしまっていた。 果たして、先輩に想いを伝えることができるのか。 これは…

「５分で読書」短編小説コンテスト　参加作品になります。 テーマ：「想いが通じる５分前（恋愛）」

桜田隼人は、勉強もスポーツもそつなくこなす高校2年のモテ男子。 隼人が街でひったくりのピンチを救った相手は、ちょっと変わった女子だった。 一瞬にして彼女に惹きつけられてしまった隼…

高校生になった白城塔子（しろき　とうこ）は、チェス部のない学校にチェス部を作ろうとしました。ですが、なかなか塔子の思うようにはいきません。 人数合わせに幼なじみの黒騎守（くろき…

幼稚園の頃から、長年かけてやっと集まった銀の天使。 天使が運ぶのは、あまーいお菓子か、あまーい恋か。 甘酸っぱい初恋テイスト。お楽しみ頂ければ、幸いです。 カクコン８短編応…

読書好きの女の子・相田 瑠璃（あいだ るり）。 クラスの人気者・原口 昴（はらぐち すばる）にひそかな恋をしている。 あるとき、学校で『朝読』の時間が作られることになった。 本の…

　オカルト部に所属する三神あかりは、同じく部員の平坂ヨスガの誘いに乗り、ある神社へ赴く事になる。 　その場所は、4:44になると、親しかった人物に会える場所なのだと言う。けれど…

不思議な世界に二人ぼっちの姉妹による、変わることと忘れないこと。

「５分で読書」短編小説コンテスト 『通学路、振り返るとそこにいる』参加作品です。よろしくお願いします。 ここのところ毎晩同じ夢を見ている。私が殺される夢だ。

わたしの好きな人は料理部部長の尾崎先輩。料理の練習と称して自分の作ったお弁当を試食してもらおうとがんばるけれど……？

　父の一言で、穏やかな日常は吹き飛んだ。 　女子高生の愛は、破天荒な家族に振り回されっぱなし。 「勝手に私を巻き込まないで！」 　愛の叫びとは裏腹に、喜劇の歯車はクルリと回る――

――お盆玉。 それは季節違いのお年玉。帰省した際に、親戚から貰えるお小遣い。 その支給を巡ってレースゲームで争うのだが、叔父さんの腕前はプロ級で…… 勝負を続けて六年目。 それ…

剣道少年の小学一年生、ミモリ。お父さんに剣道を教えてもらおうと尋ねるが……。 お父さんはもう家族ではなかった。 来年の春には新しい父親と共に東京へ。 でも新しいお父さんが好きに…