登場するキャラとかシチュエーションが楽しすぎて、気持ちがほっこりする作品でした。
設定されている謎のタイプも面白く、読み始めてすぐに「へえ~」と感嘆させられます。
メインとなるのは双子の兄弟で、その兄弟には『テレパシー』の力があり、イメージを送ることによって『トランプの絵柄と数』を見事に言い当てさせられるという。
この兄弟のテレパシーの『正体』を看破し、トランプを当てるのを『妨害』できるかどうか。
これがゲームとして提示され、もしも見事に妨害を達成できたら、景品として給食のプリンをもらえるという。
そして、それに挑むのがプリン大好き少女の真実(まみ)という、なんとも可愛らしい設定が出てきます。(ちなみに真実は別作品でも『プリン探偵』として登場する)
設定の楽しさ、キャラの魅力、短い中で様々な魅力がしっかりと詰まっていて、ニコニコと微笑みながら最後まで読めました。
本当にいい作品と出会えたな、とひたすら満足感を覚えられる一作でした。