ナポレオン時代、「鉄の元帥」と謳われたダヴーが、准将だった頃の物語。1795年、マンハイム包囲戦で、ダヴーは、ドゼと出会う。人付き合いが苦手で、部下にも同僚にも煙たがられているダ…

マレンゴでナポレオン軍を救い、戦死したドゼ。彼は革命軍将校として戦った。一方で彼の親族は、ほぼすべて王党派であり、彼の敵に回った。 ドゼの迷いと献身を、副官ジャン・ラップの目線…

ナポレオンのエジプト遠征からマレンゴまでを描きます。ほぼ史実に沿って流れていきます。但し物語を構成する解釈は、通説とはとは異なります。 ドゼとボナパルトの出会い、デルタ地帯の征…

シリアに遠征したナポレオン・ボナパルトは、敵のトルコ軍に対し残虐の限りを尽くし、またペストに罹った味方の兵士らを置き去りにした。ボナパルトの士官学校時代の同窓生で、王党派の亡命貴…

ナポリ王女アメーリア（母はマリー・アントワネットの姉）は、水際立った美麗な青年、アンギャン公に心を惹かれていく。そんな彼女の前に、地味な身なりの年上の女性が現れた……。 180…

史実に忠実ながら、萌えやオシ、陰謀・謎解きを底流に展開します。ライヒシュタット公や、周囲の人の言葉も、積極的に取り込んでいます。 父ナポレオンの没落後、２歳で母の実家、ウィーン…

「あずまやにてライヒシュタット公爵のまわりに集う皇帝一家」という絵。この絵に描かれたライヒシュタット公が、異様に幼く見えるのは、なぜ？　また、ゾフィー大公妃の産んだマクシミリアン…

とある、幽閉されているプリンスが、彼の思想信条を探るスパイに、自分の愛読書について語る、という設定で、物語は展開していきます。 その本は、シラーの『ドン・カルロス』。 父王に疎…

「ナポレオン２世ライヒシュタット公」のスピンオフ短編集。本編未読でも大丈夫です。 ナポレオンと、敗戦国オーストリアの皇女マリー・ルイーゼの間に生まれたフランツは、父ナポレオンが…