どうも、坂神です。
アニメ『世話やきキツネの仙狐さん』を視聴していると、日常系癒しアニメなのに時々泣きそうになる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いやこれキャラ可愛いし面白いんですけど、あまりにも優しい世界なので、ふっと我に返って殺伐とした現実に戻ったとき、マジで胸が苦しくなるんですよね……。
はあああぁ～世界中の人間がみんな仙狐さんみたいに優しくなれればいいのに……（虚ろな目で）。
と、それはさておき。
先月から公開開始した『同居相手は積読少女』第一〇章ですが、本日８２話目をもって一区切りとなります。
二週間に渡る連続更新でしたが、お付き合い頂きましてありがとうございました。
まあ正直「え、ここで終わりなの？」と言われてしまうかと思うのですが……
今回のお話ですね、けっこう長いわけなのですよ。
第一〇章だけでも、約７万８０００字ありまして。
当初に予定していた範囲まで書き溜めてから投稿していた場合、また次の更新がだいぶ先になるかもしれんなーと感じたので、いったんここまで公開することにしたわけです。
しかし何はともあれ、この第一〇章は随分前から密かに温め続けていた内容でしたので、書き手である私としては公開できて「やっと世に出せた」という安堵を感じています。
いやーホントよかった（笑）。
でもって、またしばらく書き溜め期間に入りますが、例によって第一一章の更新を気長にお待ち頂けますと幸いです。
ちなみに第一一章の最後でひと通り情報が出揃って、第一二章がいわゆる解決編になる予定です。
ところで、似非青春ミステリ風味な第一〇章「先輩の引き裂かれた絵画（１）」ですが。ストーリーの内容上、必然的に新規キャラクターも多数登場しております。
そんなわけで後日第一一章公開時に混乱を避けるため、下記に登場人物の簡単な一覧を掲載しておこうかと思います。
○ ○ ○
■藍原瑞季［あいはら・みずき］
美術部二年生。中学時代から地元で有名な絵の天才。
事件の被害者で、制作途中の絵画を引き裂かれてしまった。
控え目で内向的な性格。猫・犬・小鳥などの小動物が好き。
■小久保信也［こくぼ・しんや］
美術部三年生。部活の代表者（部長）。
数少ない男子部員で、規律を重んじる神経質な性格。
事件が外部に露見して、組織の評価が下がることを恐れている。
■和泉川里織［いずみかわ・さおり］
美術部三年生。藍原の幼馴染。
本好きで、図書委員も掛け持ちしている才媛。
温和で穏やかな性格。後輩部員からの信望も厚い。
■柚木比奈［ゆずき・ひな］
美術部一年生。国江茉莉（エマリン）の同級生。
国江と共に、被害に遭った絵を最初に発見した部員。
明るいお調子者だが、同時に何かと抜け目ない性格。
■荻野亜美［おぎの・あみ］
美術部二年生。事件の容疑者。
引き裂かれた絵画が発見された翌日以降、部活動に参加していない。
日頃から作品制作の姿勢が不真面目で、藍原とも不仲だったらしい。
■平山ミキ［ひらやま・ミキ］
演劇部二年生。大道具係。
国江と仲がいい先輩。姐御肌だが、ロリ巨乳体型で恥ずかしがり屋。
演劇部と美術部の部室に出入りした人物を、概ね覚えているらしい。
○ ○ ○
尚、既出キャラの役回りに関しては、実は余談ですがヴァン・ダインの「探偵ファイロ・ヴァンス」の影響がちょっとあると思っています。『グリーン家殺人事件』や『僧正殺人事件』に代表される有名シリーズですね。
友騎はマーカス地方検事、歌恋は探偵ファイロ・ヴァンス、姫谷はヒース部長刑事、みたいな（エマリンは事件の依頼者役として）。
もっともファイロ・ヴァンスのシリーズでは、語り部は作者であるヴァン・ダイン本人ですけど。
それから謎解きの難易度については（まだヒントは出揃っていない段階ですが）、一応初心者向けを目指して書いているつもりです。
特に古典的な海外ミステリを意識してみましたが、現代の技巧的なミステリに慣れている人が読むと、かなり簡単な部類の謎解きかも。まあ根っこの部分はラブコメですし。
なので、あまり身構えず軽い気持ちで楽しんで頂ければ、と思います。
まあそんな感じ！（雑なまとめ）
などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援などをお寄せくださった皆様には、心から御礼申し上げます。
『文豪ストレイドッグス』新シリーズで、ついにドストフエスキー（フョードル）が本格参戦してきて興奮気味の坂神でした！