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制作ノート『フラットリリーのうらばなし』後編

どうも、坂神です。

引き続き、『フラリリ』の設定集&裏話的な何かです。
後編では、作中のオタクコンテンツ『ラブトゥインクル』や『聖剣舞踏』、そして登場キャラクターについて取り上げます。

それでは早速どうぞー。


     *  *  *


■ アニメ『ラブトゥインクル』 ■

作中で人気と言われているアイドルアニメ、もちろん元ネタになったのは某年末歌合戦でも主題歌が披露された例の有名作です(笑)。

主な内容は、
「星乃降原学院高等学校に通う女子高生たち9人が、学園アイドル部の課外活動を通じ、全国高等学校総合アイドル選手権の頂点を目指す」
――というスポ根ノリに近い部活物。
その全国高等学校総合アイドル選手権の地区予選大会を勝ち抜いた学校がたどり着く、最終決戦のライブ名が「ラブトゥインクル」です。
まあ、概ね高校野球の甲子園と同じ感覚ですね。

物語の主人公たちが所属する学園アイドルグループの名称は、「Rune」。
由来はもちろん、古代ゲルマン諸語などのルーン文字から。

主要メンバー9人は、以下の通り。

-1年生-
・石来野真理(いしきのまり)【CV:Pine】
・星原恋(ほしはられん)【CV:飯原佳穂】
・花泉咲奈(はないずみさな)【CV:小久保ユミ】
-2年生-
・逢坂穂菜美(おうさかほなみ)【CV:新山亜未】
・嶋田芙海(しまだふみ)【CV:三谷すず】
・東ひばり(あずまひばり)【CV:内野咲】
-3年生-
・皆瀬愛李(みなせあいり、アリョーナ)【CV:北条志乃】
・西條好(さいじょうこのみ)【CV:楠木愛衣羅】
・伊澤みこ(いざわみこ)【CV:涌井夕宇】

グループのリーダー(基本センター)は、2年生の逢坂穂菜美。
学園アイドル部の部長は、3年生の伊澤みこ。
担当声優は実在の人物とは一切関係がありません(念のため・笑)。

尚、最近は人気が過熱する余り、ごく一部に熱狂的すぎてマナーが悪いファンの姿も散見されるようになり、オタクのあいだで話題になったこともあった模様。
そうしたファンは「狂オタ」(ラブクルの狂ったオタクという意)などと呼ばれ、ネット上で非難や侮蔑の対象となっています。


■ アニメ『聖剣舞踏』 ■

多くの女性ファンを抱える、ソーシャルゲーム原作の異能ファンタジー作品。
元ネタになったのは、これも言うまでもなく某日本刀擬人化ゲームです。

主な内容は、
「次元を超越して出没し、神話伝承の改変を目論む魔界の時空妖魔軍を打倒するため、世界各地の聖剣が人の姿に身をやつし、戦いの場へ赴くことになった」
――という、聖剣擬人化バトル物。
主にヨーロッパの神話伝承に登場する聖剣がモデルになった美男子キャラクターが沢山活躍します。

作中でちらっとだけ名前が出て来る2キャラは、以下の二人。

・【真王の選定者・エクスカリバー】
略称エクス。当然、アーサー王伝説に登場する聖剣エクスカリバーの擬人化キャラクター。謹厳実直、清廉潔白な騎士の姿で、西洋武具を身に纏い、紺碧の外套をなびかせる金髪緑眼の青年。
史上最強の聖剣……と言われているが、本当は自分より強力な聖剣があることを知っていて、密かにライバル視しています。

・【破滅の獄炎・レーヴァテイン】
略称レヴァ。北欧神話「神々の黄昏」に登場し、巨人スルトによって振るわれた聖剣(魔剣?)レーヴァテインの擬人化キャラ。自由闊達、豪放磊落な海賊の姿で、深紅の硬質革鎧を着用する黒髪紫眼の青年。
知る人ぞ知る最強の聖剣で、刃に纏った炎により世界破滅の理を司る。
エクスカリバーにとって宿命の好敵手。

作中の同人界隈では、「エクス攻めレヴァ受け(エクス×レヴァ)」が一番人気と目されているものの、リバ(※攻め受け交代の意)物も需要は拮抗しているとか(白目)。



■ 主要な登場キャラクター紹介 ■

いやーようやくキャラ紹介ですね。
と言っても、基本的に主人公とヒロイン(+1人)しか居ないんですが(笑)。


〇冴城侑也(さえき・ゆうや)
主人公。笠霧南高等学校一年A組。
アニメ『ラブトゥインクル』のファン。
『ラブクル』の推しメンは嶋田芙海で、推しカプは「ひばふみ」。
普段自分からあえてアピールするようなことはしていないけれど、地元の同人ショップにちょくちょく出入りしている程度にはオタク。
気に入った『ラブクル』の曲は、スマホでDL購入しているし、公式連載の掲載誌やキャラグッズもちょくちょく購入しているけれど、BDなどを買い揃えたりまではしていません。

学業成績はけっこう上位で、夏休みは学校の特別講習と予備校の模試を受けるなど、適度に将来を見据えて勉強も欠かしていない模様。
入学以来帰宅部なのだが、「ねこブ」に出入りしているところを静葉に何度となく目撃され、夏休みを前に同人活動に誘われました。
わりと真面目でお人好しな性格。
身長174cm、血液型O。


〇織枝静葉(おりえ・しずは)
本編のメインヒロイン。笠霧南高等学校一年A組で、侑也のクラスメイト。
非常に熱心な『ラブトゥインクル』ファン。
『ラブクル』の推しメンは東ひばり、推しカプは「ひばふみ」。
二次元の百合ジャンル作品が大好き。というか、基本的に可愛らしい女の子のキャラが好き。なので、実は(百合作品ほどの思い入れはないけど)ノマカプ系の作品も好き。
侑也が地元の同人ショップに出入りしているところを、過去に幾度となく目撃し、彼が「同好の士」であることを把握していたとか。

絵(漫画)を描くのが好きで、最近同人誌を作ろうと考えるようになりました。
それで身近に同人仲間を求め、侑也を物語冒頭にて勧誘。
『ラブクル』のBDやCD、関連書籍やグッズなどは可能な限り買い漁り、日々ファン心理と物欲を満たし続けているガチなファン。
オタク活動に注力しまくる生活を過ごしているせいで、学業成績はそれほど芳しくないものの、とりあえず試験で赤点だけは回避しています。
また、オタク活動資金を確保するため、親戚が経営する複合型書店「翠梢館」でアルバイト中。

黒髪のさらさらロングストレート(私服の際はポニーテールにしていることも)、引力を帯びているみたいな瞳(吸い寄せられそうになる瞳、暗い宇宙の特異点のような瞳)の持ち主。
ただし、「裸眼でも日常生活に支障がない軽度の近視」。裸眼/コンタクト/メガネ着用の3パターンを気分や状況によって使い分けています。
普段は控え目にしていて、クラス内でも存在感が薄く地味な女の子。
暗殺者のように忍び寄り、突如目の前に出没することを得意とする……
のだけど、本人は無自覚で、別に好きで気配を消しているわけじゃないとか。
本当はちょっぴりワガママなところもある性格で、自分の好きなもののこととなると無分別になる場合があります。
これでかなり意志は強いが、思い込みも強いので、ストーカー気質な部分も。
気になる人や物事をじっと観察したりするのは、実は幼少期からの悪癖。

語尾は、「~と思う」「~でしょう」「~じゃないかな」「~したけど」「~ってこと?」「~したから」「~なの」「~して欲しい」など。
特に「~と思う」という推量表現を好みます。
「~だわ」「~じゃないかしら」「~わね」といった口調は、あえて避けることが多い模様。
身長157cm、血液型A。


〇織枝彩花(おりえ・あやか)
ヒロイン静葉の姉。現在25歳。
何を書いてもネタバレになりそうなので、詳しい素性は本編で!
ダークブラウンに染めた緩く波打つロングヘア、姉妹でそっくりな瞳。
身長164cm、血液型B。


     *  *  *


と、まあ、他にも裏設定はあるんですけど、本編のネタバレにならない範囲でざっと書き出せるのは、この辺りまででしょうか。

10件のコメント

  • こんばんは!
    声優の名前がみんな、どこかで見たような(笑)。
    同時に誰がどのキャラなのか察しが付きますね♪( ´▽`)
    ニヤニヤしながら眺めております。

    あと、恋愛コンお疲れ様でした。
    男子が主人公で女性向け恋愛に挑戦し、一次通過できたのはすごいと思います!
  • >織田崇滉さん
    どうもです~。
    特に意味もないのに架空の声優名(あくまで架空です・笑)も設定してしまうという、完全にお遊び以外のなにものでもない悪ノリなのでした。
    そして、織田さんのように何となく察しがつく人からのツッコミを待つスタイル!

    あ、そう言えば恋愛コンの最終通過作の結果が出てましたね。
    自分でもよくぞ記念応募で一次通過したなあと思ってたんで、最終までは残りませんでしたが大満足です。
  • ☆☆☆ Excellent!!! でした ( ´ ▽ ` )ノ
  • >kuronekoyaさん
    御高覧頂き恐縮です!(笑)
  • おはようございます(^^)
    元ネタほとんどわからないですが、細かいところまで設定しているあたり、坂神さんの熱意&楽しさが伝わってきました!
    静葉ちゃんが断定の口調を避けているというのは「なるほど」でした。
    キャラ設定でそこまで作りこんだことがないので勉強になります。

    あ、申し遅れてしまいました💦
    うんりょーのバレンタインにお星さまをくださりありがとうございました( *´꒳`* )
    自己満足の番外編やスピンオフまで読んでくださり恐縮です💦
  • >陽野ひまわりさん
    どうもです~。
    この本編にまったく出て来ない感じの設定ばかり無駄に作っているときが、実は一番楽しいこともあったりなかったり……(白目)。
    ラノベのヒロインだと、セリフに必ず決まった語尾を付けたりするパターンが多いんですけど、静葉は逆に特定の言い回しを避けることで自然にしゃべり方の癖を出してみようとしたんですよね。

    あっ、『うんりょーのバレンタイン』面白かったです!
    個人的に咲綾先輩の好感度が急上昇しました(笑)。
  • 坂神慶蔵様。

    こんばんは。

    私も見習わないと(^_^;)。
    これだけ、一部設定がしっかりしていたら、いいですよね。
    キャラに注目しました。
    創作論とかございますか?
    マル秘でOKです。

    では、失礼いたします。

    ぺこり_(._.)_
  • >真白小雪さん
    どうもです~。
    人前で語れるほどの創作論はないのですが(というか、世の中には私が考えている程度のことについてなら、もっと立派な理論を確立している先人がすでに大勢居られるはずなので・汗)、強いて言うと個人的に「とにかく何を書くときでも、自分が好きな要素をできるだけ入れて楽しむ」ということについては、固執しているつもりです。
    ではでは。
  • 坂神慶蔵様。

    こんばんは。(*´∇`*)

    素敵なアドバイスありがとうございます。
    好きな要素、楽しむですね。
    それは、100万馬力ですね。
    心がけますね。

    それから、拙作のバレンタインものを早速読んでくださり、嬉しい限りです。

    では、失礼いたします。

    ぺこり_(._.)_
  • >真白小雪さん
    どうもです~。
    やっぱり好きなものを書いていないと、仕事じゃない限りなかなか長続きしませんからね。
    継続していけば、少しずつ技術面も上達すると思いますし。

    バレンタイン作品、また『美舞』のシリーズが読めて面白かったです~。
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