最灯七日

かくして一人前の 市役所職員となった東雲タマキは、 自称先輩の鳥羽シータとともに、 厄獣指定都市「トコヨ市」で 騒がしい日常を送っていた。 そんなある日、 二人のもとに現れたの…

俺はポルを親友だと思っていた。けれど、ポルにとってはそうではなかったのかも知れない。 星間の往来が可能になった未来のこと。星間運輸会社で働くダイチは仕事先の星で、十年前に行方不明…

厄獣。 それは害獣の枠組みを超えた生ける災厄。 古くは神や鬼や妖怪と呼ばれていた存在。 30年前から歴史の表舞台に出てくるようになったそのバケモノたちを、 日本国政府は元凶であ…

大学附属高校で高校生活を始めた早瀬秋乃は、ある日おぞましい惨劇を目の当たりにする。そんな惨劇を惨劇で断ち切ったのは、破天荒なクラスメイト・堂本湊だった。参考資料→https://…

海軍提督シレンツィオ・アガタは、アルバの宝剣といわれる不世出の英雄である。しかし、そんな伝説的な生活も、母国からのルース王国の士官学校への留学を命じる通知と共に終わりを迎えた。道…

科学と機械工学が卓越した世界。その影響から人類は地球圏と月圏の二つに分かれ、数多の戦乱を巻き起こしていた。 しかし、その争いも長くは続かなかった。突如現れた未確認生物Ｍｕｔａｔｉ…

シェイナ・ミルバーデンはある舘で目を覚ます。 主人も使用人もいない謎の舘。いるのは、迷い人だけ。 舘の中で、シェイナはある真実を知ることになる。 何が真実で何が嘘か。それは当事者…

※プロローグがあります！見落とし注意！ 何の変哲もない普通の14歳、斎藤結衣菜はある日突然、異世界ツーランデレンヴェルトに飛ばされてしまう。 元の世界に戻る方法を探す旅の途中、彼…

来年に受験を控えた鳴瀬飛鳥は苛立ちを覚える度に頭痛に襲われていた。 もうすぐ春休みというある日、父親から神沢という男をボディーガードをあてがわれる。 反発するものの、送り付けられ…

　月宮 夜空(つきみや よぞら)は、SNSでイラストや小説で活動をしている。 　だが、思うよりも周りの反応は薄く、彼女は、フォロワーに嫉妬し、つい攻撃的な投稿を繰り返してしまって…

橙色の死神・諸星鈴は仲間達と共に死神の仕事をこなしていた。終わらない悪夢。裏切り者の異変。数々の問題に翻弄される死神達の行く先には。死神シリーズ第二弾。参考資料→https://…

八ノ重高校に通うのは明るく元気な主人公、桜雪奈。 片思い同好会はとっておきの結末をくれる―― そう聞いた雪奈は、それ実現するために「片思い同好会」を結成する。 幼馴染の桜風太と…

全世界のトレジャーハンターを統括する組織に所属する少年・天原ミコト。数多くの任務をこなす次の彼の任務は日本にある私立白華学園にあるという遺跡の調査と学園への潜入だった。どんな任務…

ーどんな魔物にも対抗し得る破魔の刃となっていつかお前たちを守るだろうー 故郷ジルベールを後にしたリグルとエリスは、エリスの父の遺言に従い鍛冶屋に剣の作成を依頼する。占い師でもあっ…

魔界一の商業大国ラクーナで暗躍する組織テオドール。 彼らは、かつて国を滅亡寸前までに至らしめた違法薬物<ブラック>を根絶するべく、日々戦い続けていた。 ある日、一人の少女が助けを…

第二部更新始めました。 自殺判定士、曽根崎都弦は厭世的な雰囲気に似合った自殺癖の持ち主だ。 その自殺未遂のたびに、友人の六文銭村正は悲鳴を上げながら彼を救う日々を送っていた。 …

諸星鈴の日常は藍色の死神・宇野樹と出会ったことで一変する。この事件を境に死神の仕事を間近で見るようになった鈴は、やがて彼らの抱える闇を知ることとなる。 参考資料→https://…

　災厄の魔女が捕らえられた。 　奇跡をもたらす神子として崇められるリューグは魔女の処刑に臨むが、その心は晴れなかった。野心に溢れる教皇の道具として扱われているに過ぎないからだ。 …

異形の化け物《シンズ》に対抗できるのは、祈りの奇跡である加護持ち《ヴェール》だけ―― 町を守るために、生き残るために。 ヴェールは加護を盾に、化け物たち脅威に立ち向かい続ける。…

「……もう逃がしてはやらない、というわけか――」 　奇跡を模倣する技術、魔術を扱う者たちである魔術師のなかでも指折りの天才だと評されるルカ・アッシュフィールド。 その才能をもてあ…

　アビィサトランティスと呼ばれるこの世界には人智を超えた力がある。人々はそれを星の聖なる力【聖星力】と称し、日々力を使役している。 　この世界にはアンデッドと呼ばれる存在がいる…

かつて大陸の彼方に存在した独裁国家モルタヴィアは、三英雄率いる小国ジルベールによって滅ぼされた。それから約十年後、解放王ルークが病没し旧モルタヴィアの王女でありルークの王妃である…

【第二章完結！】 目覚めた俺が最初に見たのは、宙に浮かぶ巨大な灰色目玉だった。 記憶のない俺は灰色目玉に言われるがまま、与えられた力でこの世界の「やべーこと」に立ち向かうことに…

　そう遠くでもない未来―― 　地球は、「もうひとつの第三惑星」と、公的な交流を持つこととなった。 『リテラ』という名のこの星には、超常の力を持った『ナマートリュ』と呼ばれる人型…