• 異世界ファンタジー

『彼方から届く一筋の光』第7回更新しました(ネタバレあり)

『彼方から届く一筋の光』第7回目の更新をしました。
現在『それでも朝日は昇る』の再録本の編集をしており、こちらの推敲に時間が割けずにおります。
更新スピードが落ちますことをご容赦ください。

さて今回の更新で、本作の目指す「オフェリアの救済」がどういうものなのか、何となく見えてきたのではないでしょうか。
それはすなわち「オフェリアの人生やり直し」です。
以前この場で書きましたが、私は「ガルテンツァウバーでの復讐劇」に救いを見いだすことがどうしてもできませんでした。
それはすなわち、オフェリアがそのままの人生で辿っていくしかない道のりに、彼女の幸せがあるとはどうしても思えなかったからです。
その理由が、今回記したこと。

彼女は自分の人生を、何も生きていないんです。
そしてそれは、ガルテンツァウバーで生きていく限り叶わない。

彼女は「アルバ王女」という枷から逃れない限り、幸せになれない。
私はそう感じました。
そしてそれを叶えるには、時間を越えるという力技を用いて、別人になる以外の方法が、私には浮かばなかったんです。
そして彼女は変わらなければならないと気づき、その一歩目を踏み出しました。

次回はもう少し話を進めますが、来週も取り込んでいるので多分一節になるかと。
よろしければまた来週お目にかかります。

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