• 異世界ファンタジー

『彼方から届く一筋の光』第3回更新しました(ネタバレあり)

『彼方から届く一筋の光』03~04を更新(転載いたしました)
ここからちょっとペースを上げて参ります。

前回の更新で、アイラやカイルと同じく『時の鏡』でタイムスリップしてしまったオフェリア姉様ですが、その状況は二人の時とは大分違います。
一つは前回の活動報告に記しましたように「自分が存在している時間へのタイムスリップ」
二つ目が「タイムスリップ後ひとりぼっち」です。

『それでも朝日は昇る』本編、アイラシェールとカイルワーンは目が覚めた瞬間にもう保護者に出会っています。
このことに対して「そんなご都合主義だ」「甘すぎる」と思った方もおられると思います。(実際思った、というご意見いただいています)
けれども皆様すでにお判りで、アイラとカイルはそこくらいは甘やかさないと、本当にやってられないんです。この後に待ち構えているのがアレでアレでアレである以上、「ひとりぼっちで過去をさまよい、心ない人たちに弄ばれてあーだこーだ」を挿入したら、もうしんどい。特にアイラがしんどい。
だからカイルとアイラはあの話、些末なところでは徹頭徹尾甘やかすようにしているんです。(で「なるほどこれは甘やかさないと辛い」と後で納得した、とご意見は続きました)

しかしオフェリアは違う。
貴方には独りになってもらいます。
それこそが、タイムスリップという手段を用いた理由の一つだからです。

今までの人生で、今まで独りになったことが一度もないお姫様であるオフェリアが放り出されれば、それは苦労する。
それが今回の更新箇所です。
でもそれが彼女の人生には必要なことだった。
その理由はいずれ判ります。
そして今回の更新の最後で、彼女はとうとう本作の舞台に辿り着きました。

カティスとカイルワーンの愛した街、懐かしきレーゲンスベルグに。

二百年後のレーゲンスベルグで、彼女が出会うものは何か。
来週またお目にかかります。

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