超絶ぎりぎりではあるものの、とにかく期限内に同題異話SRの12月分を投稿できた。
これだけ遅れたのにはいくつか理由がある。ひとつは単純に今月は忙しかったこと。年の瀬は意外に何かといろいろ用事があるもんである。
もうひとつは、書きかけていた作品が思ったより発展してしまったこと。掌編にするよりは、もっとじっくり時間をかけて書いて、中編以上の作品にした方が良さそうな感じになってしまったのである。そのため、別に作品を用意する必要が生じた。
最後に、これは自業自得だが、締め切りが迫っているこの修羅場に、Steamのウィンターセールで"SEKIRO"を買ってしまったこと。「あのお題どうするんだよ、もう時間がねえよちくしょう!」とか思いながら、まぼろしお蝶に殺されまくっていたのである。
実際の話、小説を書く行為の大半は、ぼーっとしていたり、遊んでいたりすることが多い。そして、そういう時ほど辛い。実際に書いているときは、煮詰まっていないから書けているわけで、むしろ楽しいのである。
「微笑みを数える日」というお題は、意外に扱いが難しかった。
この題を考えた方の意図としては、これはクリスマスを想定しているのだと思う。
しかし、「微笑みを数える」という行為には、なにか偏執的なものを感じる。微笑んだ人が何人いるかとか、あの娘が何回微笑んだとか、そういうのをいちいち気にするのって、ずいぶん変態チックじゃないかねえと思えたのである。参加者の作品を読むと、やはりそう受け取って書いた人がけっこういた。
わたしがもともと書いていた作品も、そっち系の作品だったが、投稿した作品はもっと素直にクリスマスを題材にした。作品自体は素直とはいい難いが。