ものすごくどうでもいいことなので、『雑記ノート』ではなく近況ノートに書いておく。
Xでちょっと見ただけの話なので詳しいことは知らないが、小学生が学校の授業の一環で、『桃太郎電鉄』の開発者に、『桃鉄』に枚方市を入れろというプレゼンをしたらしい。
ということは、たぶん枚方市内の小学校の授業だったのだろう。別の市が枚方市のアピールをするわけないし。
結果としては却下されたらしいが、実は私は枚方市についてはそこそこ詳しい。
ここは小学生に成り代わり、大人気なく枚方を『桃鉄』に収録させるべく、なんか考えてみよう。
枚方市というと、一般には「ひらかたパーク」、通称「ひらパー」が一番有名なんだろうと思う。ただ、全国的に有名とは言い難いし、そもそも取り立てて特徴もない、ショボい遊園地なのである。
せいぜい特徴的と言えたのは「ひらかた大菊人形」という、菊で作った等身大人形による歴史物のオブジェの展示会だけだが、これももう、すでにやっていない。
それよりはTSUTAYAの方が『桃鉄』的にはアピールポイントになり得るだろう。
かつてTカードの所持は日本国民の義務だった。そして、全国津々浦々、いたるところにTSUTAYAの店舗が立ち並び、CDやDVDをレンタルしたり、本を買おうとすると、だいたいTSUTAYAに行くしかなかった時代があった。
そのTSUTAYAの本店があるのが枚方市なのである。
枚方市駅のど真ん前にはT-SITEというでっかい商業ビルが立っており、かつてTSUTAYAが天下を統一した時の威光を忍ばせている。
10年くらい前なら、TSUTAYAとTカードだけで充分枚方をアピールできただろう。
しかし、本屋業やレンタル業が下火になり、Tカードの威光にも陰りが見える今、TSUTAYAで枚方をアピールするのは難しくなった気がする。
そもそも『桃鉄』において、枚方市の対抗馬となる都市ってどこなんだろうと思い、ざっと調べてみた。なにしろ私は『桃鉄』をほとんどプレイしたことがないから、どんな土地が収録されているのか、よくわからん。
すると、大阪府で収録されている土地は、大阪、なんば、京橋、北浜、天王寺、吹田など、どこも強豪ぞろい。
守口とか寝屋川あたりが収録されているなら「ついでに枚方も収録してよ!」と言えそうだが、このラインナップに枚方を混ぜてもらうのは厳しい。
唯一なんとかなりそうなのは門真だけ。
京阪本線の扱いだけなら、枚方は門真にボロ勝ちしている。枚方には特急も停まるが、門真は区間急行しか止まらない。準急にすらスルーされる泡沫駅である。
『桃鉄』的に言えば、準急すら停まらない駅を収録して、特急も停まる駅を収録しないってどういうことよ! とは言えそうである。
……だが、関西人なら、なぜ門真が収録されるか、その理由は嫌というほどわかる。
門真市にはパナソニックの本社がある。他にもタイガー、海洋堂、東和薬品もある。
Tカードの威光があったときなら、枚方もTSUTAYAでなんとか対抗し得たが、今となっては超キツい。
結局のところ、枚方を『桃鉄』に収録してもらうという目標自体が無茶だった気がしないでもない。無理なことを小学生にやらせるのはどうなんかね。まあ、無理を通す勉強、ということならありかもしれないが。
ともかく私なら、TSUTAYAとTカードでアピールして、TSUTAYA物件を持っていたら、お買い物をする度にTカードでポイントが付いて儲かるとか、他の物販系の物件を所有している社長からTカードの加盟料を取れるとか、そういう特典を付けたら面白いんじゃないの? みたいなところから攻めるだろうと思う。でもたぶん却下される気がする。