『やまざくら』第12話を公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219877883167/episodes/16816452221143842794 「一生の不覚」の章が終わって、今回から「乙女の決意」です。
やってることはあんまり変わりませんが…。
花梨が答えるよう言われた物理の問題、水平方向に一定速度に運動していた物体が、そのまま空間に放出されて落下するとしたら、それまでの水平方向の動きは「保存」されるかどうか、というものなのだと思いますが。
「崖の上から大砲を撃ったら、その水平方向の勢いは続くから、落ちながら遠くまで届く」と理解していた花梨は、やっぱり問いに対してきちんと正解を言っている、ということになるんじゃないだろうか?
いや、私にとっては、高校時代の物理は、苦手科目だったし、退屈な科目で。
で、いま、天文学とか素粒子物理学とかに興味を持つようになって、基礎ができていないというので後悔していたりします。
投げ上げたボールは、地球の中心から遠いときには遅く、地球の中心に近いときには速く運動する。それは、惑星(彗星や小惑星)が、太陽に近いところでは速く運動し、太陽から遠ざかると遅く運動するのと同じだよ。ふしぎでしょ、とか教えてもらっていたらなぁ、とか思ったりもするのですが。
それで高校生のころの自分がそれをおもしろいと思ったかな、というと、どうだろう、とも思います。
この物語はこのあと物理系の話に行くことはないと思いますけどね。