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【魔導士物語】第二十一話「暗渠」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093081796610067

そんなわけで、第二十一話です。

下水道と暗渠を見学する話にプラス、辺境に向かった曹長たちの動向です。
各家庭や店舗から出た排水は、排水管を通じて支管の天井に設けられた穴から流れ落ちます。
排水管は個人の管理に任されており、これが詰まるのは「自分が悪い」ということになって、下水課はタッチしません。
せいぜい民間の専門業者を紹介するくらいです。

排水管を詰まらせると、結構な出費となるので、市民は排水溝に網をつけ、まめにゴミを取り除きます。
新市街だとこういう配慮がされず、ゴミも垂れ流しです。そのため側溝に鉄柵を設け、関連する区間の住民が当番でゴミを取り除いています。
下水道は流入してくる時点で、ある程度処理されており、さらに下水課の職員が本管に溜まったゴミや汚泥を日常的に回収しているので、臭気も酷くありません。

ちなみに、下水課による管理は本管が主であり、支管は詰まりや悪臭などのトラブルが発生しない限り、点検・清掃が行われません。
支管の点検・清掃作業は、狭くて大変だからです。
職員は腰に命綱を巻き、ガンドウを手に、四つん這いで潜っていかなくてはなりません。

支管は水平ですが、本管は城壁側(環状水路)に向かって流れるよう、緩い傾斜がつけられています。
点検口の蓋はクソ重いです。自動ロック機能があって、外からしか開けられません。
蓋にある二つの穴に、先が直角に曲がった鉄棒を引っかけるように差し込み、両方のロックを同時に解除した状態でないと開きません。
この開閉用の穴の他に、蓋には小さな穴がいくつも空いています。
これは、大雨などで下水道の水位が一気に上がった際、逃げ場を失った空気を逃がすためです。
これがないと、合計二百四十キロの鉄蓋が、空気の圧力で上空に吹っ飛ばされてしまいます。

さて、次回はコンラッド曹長側の進展具合です。どうかお楽しみに!

ところで、毎日蒸し暑いですね~!
私は重度の酒クズですが、この時期は自然と炭酸系のビールやサワー類の消費が多くなります。
その中で、最近のマイブームが「超男梅サワー 岩下の新生姜風味」!
健康志向の方には、まったくお勧めしませんので、ご注意ください。

用意するもの
 ・超男梅サワー 350ml缶×1
  「男梅サワー」シリーズのアルコール9%ヴァージョン
  もし、手に入らなかったら、普通の男梅サワーに焼酎(or ジン、ウオッカ)を足してもよし
 ・岩下の新生姜 ×1
  スライスや千切りではなく、丸ごと生姜が漬け液につかっている袋状の商品です(250円前後)

作り方
 ・大きめのタンブラーに氷を入れ、冷えた男梅サワーを八分目くらいまで注ぐ
 ・岩下の新生姜の漬け汁を注ぐ(好みの量 目安は20~30ml)
 ・軽くステアして出来上がり

「夏の塩分補給」を言い訳にした、超しょっぱ酸っぱい梅サワーの出来上がりで、「うまぁ~!」です。
岩下の新生姜一袋で、3~4回分が作れ、残った生姜は薄くスライスして、さっぱりとした酒の肴にどうぞ(#^.^#)

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