https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093081444986909そんなわけで、第十九話です。
今回は当然、〇〇〇〇の解説をやりたいのですが、それだとネタバレになってしまいますので、未読の読者さんのため自重しますw
途中でエイナが風魔法を使う場面が出てきます。
彼女は攻防両方に加え、補助系魔法まで使える、いわゆる〝万能型〟の魔導士なのですが、どちらかと言えば攻撃魔法が得意です。
その中でも、水系(凍結魔法など)が一番相性がよく、次いで攻撃力の大きい火系(ファイアボール等)をよく使います。
それ以外の系統の魔法も一応使えるのですが、どれも初歩的なものばかりです。
今回使った風魔法も、単純に〝風を吹かせる〟という基本魔法です。
系統が違う魔法同士は、互いに干渉し合います。
魔導士は同じ魔法を多用することによって、体内にそれ専用の魔術回路を育成するのですが、別系統の魔法がそれを阻害するので、普通は火系が得意な者は、それ以外の魔法を使いません。
エイナは器用なのか、火系と水系の魔術回路を両方とも順調に育てています。
そんなわけで、今回はあっさりした解説で終了です。
何やら終盤は重苦しい展開になっていますが、エイナが特別に冷血女というわけではありません。
彼女の考え方は、辺境で生まれ育つと普通に教え込まれることで、魔導院で叩き込まれる軍事教練によって、さらに確固たるものになったというだけです。
結局、都会育ちの部下たちの「覚悟不足」の一言に尽きます。
さて、次回は今回の事件の後始末と、振出しに戻った捜索の新展開です。どうかお楽しみに。