• 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

【幻獣召喚士3】第十七話「開戦」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816700426620076035

そんなわけで第十七話です。

いよいよ戦いが――というより、海賊たちの悲劇が始まります。
海賊たちが村と目と鼻の先の林に進出してくるまでは、彼らの動きをオオカミたちが監視していました。

本文中では説明していませんが、ユニたちとともに人質の奪還に向かったのは群れの内の四頭で、ヨミ、ジェシカ、シェンカ、ロキは残って海賊たちを見張っていました。
何か異変が起きた時、どうやってゴードン(彼も居残り)にそれを伝える気なのか謎ですが、ヨミはその辺に結構自信があるみたいです。

これは作者の勝手な推測ですが、どうもヨミは人間の文字をある程度理解している気配があります。
以前にヨミとヨーコがアスカに敵の位置を伝えようとして苦労したことがありますが、その教訓からユニに文字を教わっていたようです。
この設定は、いずれどこかで出てくるかもしれませんw

ともあれ、アシーズが海から戻ったあとは、サリーナの独壇場です。
彼女は召喚主であるアシーズから離れるを嫌がるため、あまり遠くまでは偵察できませんが、村の周囲数百メートルの範囲なら楽勝です。
しかも自分は人間の目に見えないように姿を消せるので、怪しい場所は低空で詳しく調べることもできます。

海賊の配置も動きも丸裸にされているわけですから、戦いの帰趨はすでに決定していると言ってもよいのです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する