https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816700426548272173そんなわけで第十六話です。
前半は感動の(?)ドワーフ母娘の再会ですw
もらい泣きする気満々だったユニはすっかり毒気を抜かれて醒めてしまいました。
ドワーフは岩の如く頑丈なので、人間なら死にかねないような打撃を食らっても平然としています。
そのため、彼らは親子間でも普通に愛情表現として殴り倒します。
これは人間であるユニにはちょっとした衝撃でした。
後半からは、いよいよドワーフ市三日目、海賊対傭兵の戦闘が始まります。
海賊は軍隊ではないので、指揮系統がきわめて曖昧です。
とりあえず各船の船長が部隊指揮官、航海長や戦術長が小隊長的な役割を持っていますが、実際に戦闘になると我を忘れて興奮してしまうので、指揮官の命令が通じないこともしばしばです。
海賊は極めて勇猛な戦士ですが、扱いづらいという側面も持っています。
ドレイクはそうした部下たちの長所・短所を理解した上で、作戦が失敗しないように何重もの対策を講じるのが常でした。
普通なら、寄せ集めの傭兵たちはドレイクの周到な用兵に対して歯が立たなかったのでしょうが、ユニとアシーズ、ゴードンの三人が指揮を執ることで戦場の様相は一変することになります。