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【幻獣召喚士2】第十八話「残酷な決断」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/1177354054902247720/episodes/16816452220781584379

そんなわけで第十八話です。

怒涛の展開ですが、絶望的な戦いが続いて胸が痛くなります。

オオカミたちは群れの一員(この場合はユニ)を守るために、命を投げ出すことも恐れずに戦い続けます。
彼らだって群れの構成員ですから、一人を守るために何頭ものオオカミが死んだら本末転倒という気がするのですが、彼らはそれが当然だと思っています。

そして、「死んでしまったものは仕方がない、諦めろ」というのも、オオカミたちにとっては当たり前の考えです。
ハヤトがもう助からないと判断したミナ、ジェシカ、シェンカは、嘆き悲しむこともなく戦いに復帰しようとします。
ある意味、オオカミたちはドライでメンタルが強く、そのくせ群れの仲間を攻撃してくる相手は断固として許さない……そんな不思議な思考を持っています。

ただし、ユニはその境地には至っていません。
前回までは、それなりに機転を利かせてオオカミたちをリードしていた彼女ですが、〝ハヤトがやられた〟という重い事実にショックを受け、思考停止に陥ってしまいます。
いわゆる「頭が真っ白になる」という状態ですね。

ですから、今回のユニはまるきり役立たず――というよりお荷物と化しています。

さて今回の話は、当初マリウスがカウントゼロを唱えるところで終わらせる予定でした。

ただそれだと、二回連続で救いのない話になってしまうのと、字数が少ないのとで、救世主の登場までを区切りとしました。

まぁ、本文を読めば誰が現れたのか、この物語を読んできた人ならすぐに見当がつくと思います。
次回はこの戦いの結末&後始末となります。

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