• 恋愛
  • 現代ドラマ

新連載『花のかさねは君がため』について(9/1〜連載予定)

こんにちは。
前回の近況ノートから早二ヶ月。
長い梅雨の後の猛暑も過ぎ、風の涼やかさに秋の気配を感じる時期になっております。

なんとなく週一ペースくらいで『やさい畑で憑かまえて♡ ~憑依される男女による菜園ライフのススメ~』を連載しておりますが、ずっと温めていた物語をそろそろ始動させたいということで、9月より並行して新連載を始めたいと思っております♪

タイトルは『花のかさねは君がため ~淡き想ひを秘めたる乙女は、今日も龍の衣をまとふ~』。
平安時代をモチーフとした恋愛ファンタジーとなります。

今日のノートは、新作の予告を兼ねて、タイトルに込めた意味をお伝えしようかと思いますので、よろしければお付き合いくださいませ♡

❁.*・゚

メインタイトルの『花のかさね』ですが、“花” はヒロインの名である “花祝(かしく)” からきております。
花祝は “遣わし” と呼ばれる、龍の通力を授かった異能力者。龍の鱗で染められた五衣唐衣裳(十二単)をまとうことで邪気を祓う力を発揮し、帝の守護にあたるのが使命です。
十二単(昔は女房装束といったそうです)は表着の下に薄い袿(うちき)を数枚重ねて着るわけですが、その袿の色の組み合わせを “襲(かさね)の色目” と言いまして、代表的なパターンがいくつかあるようです。
タイトルの “かさね” というのは、まさにこの “襲(かさね)” からとっているわけですが、本作を書くきっかけとなったのが、この “襲” という文字。
「龍」と「衣」という字からできているところから、十二単、龍、襲というキーワードを中心にしたストーリーが浮かんだわけです(*'ω'*)

『君がため』は、百人一首にも選ばれている二つの和歌からとったフレーズですが、本作の “君” としては、二人の男性が登場します。
一人は、花祝がお守りする彗舜帝(すいしゅんてい)。
もう一人は、同じ日に生まれた男の “遣わし” である楓(かえで)。
涼やかで淡麗な彗舜帝。
温かくて甘い雰囲気の楓。
強引でエロくてちょっとヤンデレな彗舜帝。
優しくてまっすぐ、顔も性格も正統派イケメンの楓。
そこに後々過保護な乳兄弟も加わり、三人の男が花祝に迫っていく予定なのですが、花祝の “(愛しの)君” となるのは一体誰なのか。
このあたりが恋愛ものとしての見どころになってくるかと思います(*^◯^*)

もともと平安時代の文化や言葉が好きだということもあって、モチーフとしてかなり色々と盛り込んでおりますが、平安風の雅な雰囲気を楽しみつつ、あくまでも桜津国という別世界のファンタジーとしてお楽しみいただければと思っております☆

❁.*・゚

連載の形式としては、9月1日にプロローグと第1話を公開し、その後は週に2〜3回の更新を目指しています。
一話は2000文字前後の予定。一つの章は五話〜六話くらいのボリュームになりそうです。
これまで、自作の長編は文庫本一冊分を目標に、十万字〜十三、四万字程度の構成としていましたが、今回はweb小説の潮流を意識して、さらなる長編にチャレンジしたいと思っています。
一つの山場までの構想はできていますが、そこから先にどんな展開へ持っていけるか、どこまで書き続けられるか、自分でもまったくわかりません(^_^;)
その先は皆様からの応援を燃料にして頑張っていきたいと思っていますので、温かい目で見守っていただければ幸いです✨


コメント

さんの設定によりコメントは表示されません