ナナシマイ

昨晩、新しいぬいぐるみが増えた。 ◇ ※セルフレイティングは念のため。

精霊祈祷の儀にて、ユウハは望まれぬ力を得てしまった。 家族に疎まれ、辿り着いた水底で彼女を待ち受けていたのは――。

「君と旅をするために」のSS集、更新は気まぐれです。 本編のネタバレを含むことがありますので、先にそちらをお読みいただくことをおすすめします。

森の魔女は、人間の文化に「花贈りの日」というものがあることを知った。大切な人に花を贈り、感謝や愛を伝える日だ。 ゆえに彼女はメッセージを送る。 夜の魔術師を呼び落とすため。 彼に…

ありふれた悲しみは消化されずに残る。 誰もが、自分の箱を必死に抱えている。 ◇◇◇ 別サイトにて、冬にまつわる五つのお題をもとに書いたお話です。 １：マフラー ２：大吉・…

高校生、写真部。 彼のカメラバッグを追いかけていたわたしは、その隣に彼女がいることを知った。

宝箱のような景色と、浮き立つ心。 少女は、＜夜＞と名乗る男に出会った。

検閲・編集済み。 これは、〈窕を彷徨いし者〉の記憶の残滓である。 ◇ こちらは、風土記系ＦＴ短編小説競作企画「調」に参加している、『恍惚』というお話の関連作品です。 単体でも…

純情な森の魔女がひとりと、残忍な夜の魔術師がひとり。 ともに過ごす祝祭へ向けて準備をしよう。 ～～ くれはさん主催の自主企画「カクヨムでアドベントカレンダー2022」に参加し…

『ツツハコ――記憶の残滓』より。 これは忠告だ。もしあなたが×××の女神に翻弄される覚悟を持たないならば、ここで読むのをやめたほうがいい。 本来、×××というものは不可逆的であり…

音人（おとびと）の代名詞といわれたマイコによる激情の日記『マイコ記』より抜粋。 新たな独白劇の定番がここに始まる！ ＜収録内容＞ 五十六年　×月××日：×××××××××× 五…

石在刻。踊りを捧げれば、石は宝石となる。 ※レイティングは念のため。

突然消えた飼い猫とメモリーカードを探していると……？

あと十日で私たちは子供じゃなくなる。 その前に決めなくてはいけないことがある。 事情とか思いとか、そういうのは関係なくて。

それなのに、彼はわたしに「武器を手放せ」と言ったのだ。

ドキドキ。じりじり。ただ鳥を焼いているだけだよ。

僕の友人は「老い」に好意的だ。

お姫さまが探しているようすを思い浮かべながら、読んでみてください。

数か月に一度、彼から届く瓶詰めの手紙を読むことがわたしの楽しみだった。

※大食い早食いのお話ではありません。 ※食事のシーンはほとんど出てきません。もはや概念です。 ※食べ物を粗末にしてはいけません。この物語においても、主人公が使った武器（しょくざい…

セラぽんを巡る、二人の女の子のお話です。

#ペレナリスト #ホデニーカー #活動家 #インタビュー

二年前の夏、彼女はマイクを置いた。 誰も疑問を持たなかったし、覚えてもいなかった。わたしだってそうだった。 けれども今、目の前で歌をうたっている彼女は。 あの頃の面影はどこにもな…

その声に、カーシルは日記帳であるニキを開く。 ……今日はどんな日記だろう？ わくわくしながら、誰かの一日に想いを馳せるカーシル。 そして、明日の出来事にも期待するのだ。 ニキはそ…

「お前は、魔力を暴走させるだけの危険物だ」 　赤い髪を持って生まれた子供は“忌み子”と呼ばれ、 　魔力を上手く操れない危険な存在として 　人々に忌避されていました。 　その…

とある男の、終わりの話。

深夜0.5時。眠らない街で、一人の男と少女が出会った。

数えることもなく、空に目を遣る。何かを壊すようなものは、見てこなかったように思う。

くしゃみを21回すると……？

「私」と「仲間」が何か、分かりますか？

これを読んでスマホをバッキバキに折ってしまっても、わたしは責任をとりません。あしからず。

獏は、夢を食べるのです。

「今、私のこと綺麗だと、そう思ったでしょう？」 「え」 「……だから世界は、つまらないのよ」 　自分が直観症候群であると告げた真紀にとって、世界の真実は当たり前の事実だった。

小学4年生の息子は、運動会が近づいてくると、放課後に走る練習をするようになった。しかし、体育の授業がある日だけ。走るのが好きではないはずなのに、何故そんなことをするのか、私は気に…

「コーヒー飲むか？」そんな父の問いかけに答える私。良くも悪くもない仲である二人の間に流れる時間。家にいることで浮き彫りになった、穏やかで、何でもない日常の話。