3か月間連載してきた『愛なんか、知らない。』は、本日最終回となりました。
改めて、この3か月間、毎日読みに来てくださった皆様、ありがとうございます!
とてもとても励みになっておりました。
この物語を書き始める前は、「このテーマだったら10万字ぐらいかな」と思っていたのですが、
30万字を軽く超えてしまい、
「どうして私が書くと、こうも長くなるのか…」と思ったりもして。
でも、一人の少女の10年間(正確には11年間)を描いたら、
これぐらいのボリュームになるのかもしれません。
この3か月間、毎日毎日葵と向き合っていたので、
すっかり同化していました。
葵が傷ついているときは自分もつらくなり、
葵が立ち直っていくプロセスでは、私も気持ちがパアアッと明るくなったり。
葵が「文化祭、懐かしい」と振り返るときは、
私まで「あの頃は楽しかったなあ…」と懐かしく思っていました。
その葵を今日で手放すことになり、今の私はすっかり葵ロスです。
投稿前に、2年ぐらいかけてこの物語を書き上げたのですが、
ミニチュアの作品を考えるのが、とにかく大変でした。
何のミニチュアフーズにするかとか、圭さんはトルソーがウリだとか、
そのつど、あれこれリサーチしながら決めて。
それ以上に、葵のミニチュアハウスのテーマは毎回難題でした。
自分のお気に入りは「夕暮れの図書室」と「さよならの家」。
後は、100%満足しているわけではなく、そこがちょっと心残りだったりします。
それでも、とにかく150%の力は出し切りました。
もし、皆様がミニチュアの世界に興味を持ったら、
ぜひ展示会に足を運んでみてくださいね。
葵はこれからもミニチュアカウンセラーとして活躍していきます。
いつか、その物語を皆様に読んでいただける日が来るといいなあ、と思いつつ。
また会う日まで、お元気で!!