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さよならなんて、言わない。

『ゴミ捨て場のレイナ』は本日、ラストを迎えました。
執筆開始から連載終了まで、2年5か月。
思い入れが強すぎて深すぎて、昨日は最後の配信作業をしながら、何度も泣けてきてしまいました。
毎日、この物語と悪戦苦闘していた日々は、今日で終わり。
明日からどうやって生きていけばいいんだろう、と思ってしまったぐらい、自分の一部になっていました。

これまで読みに来てくださった皆様、ありがとうございます。
初めて熱烈なメッセージをいただいて、手応えを感じたのも、この作品でした。
毎日読みに来てくださった方々に、どれだけ励まされたことか……!

そして、これから読む皆様、こんにちは(笑)。
これはレイナという少女と、レイナの母親・美晴の、革命の物語です。
甘口ではない、中辛(たぶん)のファンタジー小説です。


それにしても、我ながら切ない物語を書いたなあ、と思います。
タクマと怜人は二度と戻って来ない。
レイナはタクマの亡くなった歳を超えて生きていくことになるし、
美晴はジンと結ばれるかもしれないけど、
怜人以上に愛する人なんて、きっと現れない。
裕と笑里は、レイナと一緒に暮らす日々が終わってしまった(個人的には、これが一番寂しい…)。
アミは父親と決別し、トムもアメリカで成長していくことになる。

でも、人はそうやって、大切な人と出会ったり別れたりしながら、
人生を送っていくものだと思うんです。
皆さんに、愛おしい出会いがありますように。

連載が終わっても、レイナと美晴は私の心の片隅で、
きっと生き続けていくだろうと思います。
皆様の心の片隅にも、ひっそりと息づいていてくれたら、嬉しい。

だから、さよならなんて言わない。
今あるのは、ただただ、感謝の気持ちばかりです。

この物語に出会わせてくれて、ありがとう。
この物語に出会ってくれて、ありがとう。

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました!

2件のコメント

  • この物語に出会わせてくれて、本当にありがとうございました!

    感想がレシートになるのもアレなので、とにかく私はこの物語が、少なくともここ数年で一番好き、ということだけは伝えておきます。
    (こんなことなら途中もっと感想書けばよかったと少しばかり後悔してます)

    あれですよ、素敵な作品を見て言葉失うやつですよこれ。どうかお許しを。

    毎日この物語を読むことが1番の楽しみになっていたのですが、遂にそれが終わってしまうのですね。
    まぁ、読み返すことはできるんですけれども。

    あぁダメだ、このままじゃレシートになる。

    私はこの物語に、一冊の本として、再び出会いたいです。
  • 天宮さん、今まで何度もお礼を伝えてきましたが、何十回でも何百回でも言わせてください!!

    この物語の最初のファンになってくださって、本当にありがとうございます。
    天宮さんの言葉に、どれだけ勇気づけられてきたか。
    尊い一つ一つのコメント、決して忘れません。

    そして、「一冊の本として再び出会いたい」は、最高の賛辞です。
    配信を終えた今、寂しくて、喪失感に打ちひしがれてるんですが、このコメントに嬉しくて涙が止まりません。

    天宮さんに出会えて、ホントにホントに、よかった!
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