ながる

――かつて人類によって、腐敗しない物質が作り出された。 　安く丈夫であるそれらはとても便利な物であったため、人々は多用することになる。しかし腐ることが出来ないゴミは、やがて自然界…

KAC20253　「妖精」で書いた短編小説です。

かつては水の国と呼ばれ、豊かな国土と技術力で他国を圧倒していたスィール国。 戦争により国土の南半分が砂漠化し、西に広がる海岸線とその海水も汚染され死の海となった。 それでも国は依…

彼が作る靴は、幸せへと導いてくれる、らしい。 【KAC2025 お題:妖精】

妖精は踊る。階段で踊る。 くるり、ひらり、どっちを選ぶ？

アライグマから人に変化した薄墨。今回は尻尾のない姿になって友達と遊びに出かけるが、その先でトラブルが起きてしまう。 「お稲荷さんちのアライグマ」シリーズの一作です。 https…

洋書屋を営む万里の元に、「『ラジオの妖精』に会いに行く」と残していなくなった娘を探す両親が訪ねてくる。万里は家事を手伝う少女、絹芽を伴って娘を探しに行くが……。

仕事を片付けてくれる妖精なんてものは、いない。 願いを叶えてくれるものはない。 自分が死に追いやった友の遺書には、『我らの上には花もなし』とあった。 多分、何も分かっていなかっ…

【KAC2025参加作品】 人間一人につき、妖精一匹がつく物語みたいな世界になってからはや２年……。 みんな美男美女な妖精ばかりなのに、何故か凛の妖精は中肉中背なおじさん妖精だ…

　妻が姿を消して、娘を失って。そして大事なところであんな失態を演じるなんて。俺はあんなにも嫌いな世界にまだ甘えているんじゃないか、って何度も悩んだよ。俺は、俺であることを証明する…

KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～ 第３回お題「妖精」によせて。 　畑を豊かにし、家畜や人を健康にしてくれる加護の祝福を人々に与えてくれ…

キーラという娘は、王女ティオナを崇拝していた。

KAC短編『押しかけ恩返しはご遠慮ください』の続きです。シリーズ三作目。 女子高生、稲森芽衣(いなもりめい)はある出来事からあやかしの男に「恩返し」だと言って付きまとわれていた。…

私の村には、妖精の棲む森がある。 彼らは困ったときに願いを叶えてくれる、心優しい妖精だ。 KAC20253 お題「妖精」 ©2025/紫月音湖

人形師見習いとその師匠。 そんな二人を訪ねてきたのは、師匠の親戚であった。 親族で唯一、人形を作れない女性──テレジア・リヴリアン。彼女は親族から「妖精と共にある」と言われてい…

KAC2025参加作 お題みっつめは『妖精』 クラス替えの結果、亜紀（あき）は仲良し2人と分かれてしまった。 新しいクラスメイトからの言葉が気になっていた。 そんな亜紀を心配し…

KAC20253『妖精』。 罹患すると『妖精』が肩の上に現れる感染症が流行した世界の話です。

　KAC20252「あこがれ」で書いた作品です。

卒業も近いある日、私の目の前にバイクに跨った女性が降ってきた。突如、ロボットによる戦闘行為に巻き込まれた私は、その人に救われて……

とある宝石産出地の、少女の話。

KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～ 第２回お題「あこがれ」によせて。 　魔法師団の下っ端ロッテ・ヴァーグナーは、国内で唯一の自分以外も一…

注意 ・人を選ぶ作品です。お気をつけください。 ・このお話はフィクションです。

底辺冒険者のマルテは、街を襲ったドラゴンから子供を庇った時、王国筆頭魔法使いアウレーリア・アルキミスタと出会う。 世界は邪神となった女神により滅びに瀕している。 それを誰よりも…

憧れの勇者に弟子入りしようとする少年と、勇者と謳われた男の話。 【KAC2025 お題:あこがれ】

諦めたはずの夢ともう一度向き合う物語。 平凡な日々を送るわたしの元に届いた、小さなガラス瓶。 それは、子供の頃に夢見ていた「あこがれ」が詰まった瓶だった。

　できることと、できないこと。憧れの行き先をさがして。

君たちは、どんなおとなになるのかな。 その問いに他の子供たちはあこがれや夢を口にする中で、たったひとり、何も言わない子供がいた。 だから秋則は彼に問う。あこがれるものはないか、と。

──大切な貴女に、お伝えしますわ 今だからこそ伝えたい、この想い── 【KAC2025】 2回目お題「あこがれ」参加作品です 明治時代〜大正時代のあたりを舞台にした、ほんのり…

　そっか、じゃあ先生もわたしの能力を調べに来たんですね。そっか、そっか。……ちょっと残念。何が残念なのか、って。うん。だってみんなが興味を持っているのは、わたしの能力のことだけだ…

自作長編、仮想戦国譚スピンオフですが、未読でも大丈夫だと思います。 幼き氷室と義姉との思い出。

ジェ〇ソン・ス〇イサムに憧れた女性の話

KAC20252『あこがれ』。学園内でも憧れの的であるイケメン二人から同時に告白された女子の話です。

KAC2025参加作です。 お題ふたつめは『あこがれ』 亜紀（あき）には大好きな友人が2人いる。 男らしくかっこいい芳人（よしと）と、女の子らしく可愛らしい沙知（さち）だ。 性…

どうしても「ひなまつり」に「トリの降臨」をねじこみたくて書きました。 後悔はしてません。 雛人形の寿子≪ヒサコ≫は、夫の兼良≪カネヨシ≫とうまくいっていない。 そして六度目の春…

二月の終わり。竹の筒に入れられて、ひな人形が流れていく。 それは一切の厄を背負い、肩代わりして、持っていってくれるのだという。 ならば何もかもすべて、持っていってくれないか。 …

　KAC20251「ひなまつり」のお題で書いた作品です。 　見えない景色、見れてますか？

アイリスの片想いの相手は恋を知らない竜。 今年初めて和国のひな祭りが開催されると聞いて、大好きな人と会場にやってきた！ 「甘くていい香りがしますね」 上機嫌の彼と過ごすひなま…

三月三日、ひな祭りの夜に。 生きづらさと、不思議な夢と、優しいひとときの物語。

タイヨウくんミヅキさんシリーズです。 ひな祭りのお話。 タイヨウくんミヅキさんの関係はこちら 【カクヨムコン9短編】幼なじみが私にだけ敬語を使ってくる - カクヨム https…

雛祭りに苦い思い出のある私。大学生になった今、私はドールカスタムを楽しんでいた。

夕暮れにひな壇を作ろう。

お題「ひなまつり」の和風ホラー短編。 「夜にひなの間に入ってはいけない」「夜にお雛様を見たら、良くないことが起こる」 祖母にそう言われて育った桃花（とうか）は、雛人形を恐れていた…

やまもおちもない

KAC2025第1回【お題·ひなまつり】 わたしは5歳の甘えんぼうの男の子を育てるママ。 リビングのお雛様を見ながら息子と過ごしていると、ふと、小学校3年生の思い出がよみがえった…

ねぇ。 わたしたち、たまたま同じ日に、同じ産院で生まれたわね。 あなたは午前十時の執刀で、わたしは十二時の執刀で。 お母さんたち、お腹を焼き切られて、生まれて来られたわね。

【KAC2025】のお題でアオハル連作をします。 お題：ひなまつり どなたかにお楽しみ頂けたら嬉しいです！

　ウチの住んでいた町がまだ市町村合併をする前、村だった頃に、ウチの村には、『ひなまつり』と呼ばれる風習がありました。あっ、先生、笑いましたね。そんなの日本全国にある風習じゃないか…