概要
お前はわたくしの犬。ほかの者に尻尾を振るのは許さない。
宝真《ほうしん》国の公主・璃嬉《りき》は悪女である。
父帝の寵愛を笠に着て、やりたい放題の悪行三昧で後宮中に恐れられている。
「後宮を乱す悪女」の存在を憂えた皇太子に命じられ、気鋭の官吏・冰清《ひょうせい》は宦官に扮して璃嬉を監視しようとする――が、早々にバレる。
「男の身で後宮に入るなんて。皇帝《おとうさま》に告げ口したらどうなるか――分かるわね?」
不本意ながら璃嬉の「犬」として使われることになった冰清は、彼女の悪辣さにあるいは引き、あるいは憤りながら振り回されることになる。
不遇の公主の婚姻、官吏と宦官の癒着、妃嬪同士の権勢争い――後宮に不和と不穏の気配が見えるところ、必ず首を突っ込んで場を荒らす璃嬉と間近に接するうちに、冰清の胸にはある疑問が芽生える。
この姫君
父帝の寵愛を笠に着て、やりたい放題の悪行三昧で後宮中に恐れられている。
「後宮を乱す悪女」の存在を憂えた皇太子に命じられ、気鋭の官吏・冰清《ひょうせい》は宦官に扮して璃嬉を監視しようとする――が、早々にバレる。
「男の身で後宮に入るなんて。皇帝《おとうさま》に告げ口したらどうなるか――分かるわね?」
不本意ながら璃嬉の「犬」として使われることになった冰清は、彼女の悪辣さにあるいは引き、あるいは憤りながら振り回されることになる。
不遇の公主の婚姻、官吏と宦官の癒着、妃嬪同士の権勢争い――後宮に不和と不穏の気配が見えるところ、必ず首を突っ込んで場を荒らす璃嬉と間近に接するうちに、冰清の胸にはある疑問が芽生える。
この姫君
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