瑞田 悠乃

音速で走るメロス！ 迎え撃つは暴君ディオニス！ 暴君の暴は暴虐ではない！暴力の暴だ！ 頂点のスピードと頂点のパワーが激突する時、果たして何が生まれるのか！？ 太宰治原作のハイスピ…

明日には死のうと思うので、取り敢えず友人Ａの下宿を訪ねてその旨を伝えたところ、彼は「そうか」と頷いて、左手の小指を中華包丁でスッパリ切った。

兄が語る、死んでしまった弟の話。

近頃、妙な夢を見る。 ある立派な造りの日本家屋に招かれている夢である。その家がどこの誰の家であるのか、私は知らない。しかし、夢の中の私は知っていて、何かをじっと待っている。

あ　嵐吹く お　丘より見れば あ　青き葉の ら　乱散なりけり し　白き葉裏よ （青嵐） 折句二十首集めました。 句頭の文字をつなげると一つのことばになります。 その、ことばのイ…

和田島イサキ氏追悼企画「和田島イサキさん小説大会」に寄稿させていただきます。

折よく旅行に行きまして、「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門」に挑戦させていただきたくて。

『【三題噺 #23】「プロポーズ」「草原」「薬」』によせて書きました。ジャンルはホラーにしましたが、恋愛ものかもしれません。

車と人生のことを考えました。連作短歌２０首。

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

小説家飯田太朗の元に一人の人物が。宇宙人を名乗るその人物が言うには何でも「巣」で謎の声が聞こえるらしい。 めけめけ、めけめけ……。 飯田太朗がその謎に挑む！

居酒屋でアルバイトを始めた大学2年生の私は、たまたま客として来た高校時代の先生とばったり再会した。あの日と変わらぬタバコの香り。それは初恋の香りであり、燻る恋心の副産物だった。

神の怒りに触れた日本語は、品詞を一つ、生贄として差し出さねばならなくなった。 自分がいなければ日本語は成り立たない、と喧々諤々の議論を交わす品詞たち。 そんな中、生贄に選ばれたの…