くだらないと思いきや、ラストは原作の「私も仲間に入れてくれまいか」という白々しいセリフより、しっかりしている。
他にも、「音速より少し早い」という表現により「じゃ、音速って時速何キロなのよ?」と興味を持ってしまう仕掛けや、「企業WIKI」「パワー特化型」など笑ってしまうが、デジタル社会にスムーズに入っていけるきっかけとなるような言葉が散りばめられている。
令和時代の国語の教科書はこうあるべきなのかもしれない。ギャグがくだらないかどうかは関係ない。もっと大きなもののために、教科書の題材は選ばれるべきだ。