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私たちのための恋愛小説

本屋という話を書きましてこれが今を生きる私たちに必要な最高の恋愛小説になっています。

恋愛において出会いと別れって1%くらいだと思うんですよ。0.01%とかもっと僅かな方がいいですよね。でも恋愛の物語の多くがその1%以下について書かれてます。サッカーの参考書なのにキックオフとユニフォーム交換についてだけ書かれているような感じです。バックパスしたらいいし、ありがとうって声かけて頼めばいいだけなのに。

素敵な出会いや別ればかりが称賛されるなら、始まってすぐに別れたり浮気しちゃいますよね。だってみんな刺激的な恋愛のやり方しか知らないのだから。

物語のおもしろさという部分で出会いと別れに焦点が合うことは当然です。実際一番おもしろいから。それは仕方ない。でも商業的な色の必要のないカクヨムでは、ただくだらない日常を過ごす恋愛小説を書くべきなのかなと気付きました。その方が本当に大切な緩く幸せに続く恋愛を肯定できるかなと。

この本屋はその点でよく書けました。私も人は選ぶかなと思いながらも自分で何度も読み返しては「どう考えても最高の恋愛小説だな」とひっそりと思っていたのですが最近ちょこちょこ☆やレビュー頂いてて「やっぱり最高の恋愛小説だよな」と考えを改めましたのでお知らせいたします。まず読んで頂いたみなさま、なにより反応いただいたみなさま本当にありがとうございます。

本屋
https://kakuyomu.jp/works/16818093084356313566

9件のコメント

  • とても素敵なお話でした✨
    個人的なお話ですが、物質としての本という状態が好きで『本屋』は自分で印刷して書籍にしたいくらい好きです笑
    読ませて頂いてありがとうございます。
  • 非常に鋭い考察だと思いました。

    自分が、世に溢れる典型的恋愛小説を陳腐に感じてしまう、好きになれない理由を、ぽんぽん丸様が言語化してくださった、という感じです。

    多くの人が目を背けたり盲目になっていたりして考えようとしない、でもこれって実際本質であり大事ですよね、というような事柄について言語化するのが非常に得意なお方なんだな、と尊敬しております。

    加賀倉 創作
  • (くっ……近況ノートが健全だ……)

    夢を送ってくださり、ありがとうございます!(クトゥルフ神話の中に”夢を送る”という魔法がありましてね)

    こういうコメントもなんか良いこと、意味があることを言わないととかなりがちですが、そうでなくてもいいのかな、と思いました。(そういえば自分の近況ノートは元から落書き帳だった。記憶が都合よく改竄されている)

    あの面白すぎたハルキものまね作品も、作品単体だと行き場がないですがw場と人がそろうとその爆破力は半端なくて、そういう宿命の作品もあってよいのだな、と学びました。

    真剣にふざけながら無駄を量産しつつ、その中に致死量に至るものも書いていけたらな、と思います。
    いつもありがとうございます!
  • 拝啓

    残暑厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。

    いつもうちの部長がお世話になっております。
    千織部長のいいところは「真剣にふざけながら無駄を量産しつつ、その中に致死量に至るものも書いてい」ることを自覚されているところだなと思い、コメントを書かせていただくことにいたしました。
    なお、私は真剣にふざけることができるのは才能だと思っております。

    いつも「なんかキラキラしてるモノ」をどこかで拾ってきては「見て見てー!」と言いながらこちらを訪れていると認識しております。
    ご迷惑でないかとハラハラしつつも、ぽんぽん丸様の寛大なお心に常に感謝している毎日でございます。
    今後とも千織部長をよろしくお願い申し上げます。

    ぽんぽん丸様の今後のご活躍を祈って。

    敬具
  • ぬりやさん
    ご感想等本当にありがとうございました!

    すぐには難しいですがいつか私が本を作るときは本屋を1番に印刷します。その際には1冊さしあげますのでお楽しみにお待ち下さい。
  • 加賀倉さん

    そうなんですよ、私も世の中の恋愛小説がチープに感じていて「こんな進んで刺激的な恋愛した2人絶対すぐ別れるって!大事なのその後だから!」とむず痒くなります。 実際続編とかあると大体別れそうになってるし笑

    いつもお褒めいただいて本当にありがとうございます。自己肯定感で満ちて新たな創作に臨めます!
  • 千織さん
    私は周りのカクヨム界隈で一番早くにプロの作家になるのは千織さんだと思ってます。

    質と書く量が両方すごいからです。千織さんらしいものを書き続ければカクヨム界隈のだいたいの書き手に圧勝します。なのであんまり力まず軽く殴るだけでいいと思います。おもしろいと思うもの、気に食わないもの、千織さんの感性で書き続けてください。いつでも楽しみにしてます。
  • 祐里さん

    祐里さんの千織さんコメントシリーズ好きです笑 とにかく言えることはご心配なく!たぶん全部理解してます。蜜柑一派の近況ノートで読んでくれた8人が大好きだと言いましたが千織さんがその中に確実に入っていることを認識しながら書きました。少なくとも私はそういう距離感だと思ってます。

    祐里さんも賞の発表待ち遠しいですね!良い報告心待ちにしてます!
  • ぬあ!もったいなきお言葉、ありがとうございます!!

    殴りかかっていたのは、自分の自分自身に対するもどかしさからだったと思います。
    自分を殴りたかったんだと思います。

    小説講座もそうで、貴重だしきっかけでしたが、自分が何のために物を書くのかを考えたとき、それに劣後するポジションにいようとするのは自分に合わないと思いました。
    自分が勝手にそうしておきながら、それでバランスを崩していたんだと思います。

    いつも温かくも強く励ましていただき、ありがとうございます!!
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