伴美砂都

世の中がコロナ禍といわれるようになってから、いつのまにか、もう1年半ほども過ぎてしまいました。 医療者としてだれかの役に立てるわけでもない、なんの力を持っているわけでもなく日常を暮…続きを読む

海の青とレモンの香りが色鮮やかで眩しい。
人生の束の間の夏休みのような時間に、そっと寄り添ってくれる人の温かさを感じました。

すぐ涙が出てしまう、そして涙と一緒にお魚が出てきてしまう特異体質な主人公の〈みう〉。 一通の手紙に救いをもとめるようにして、彼女は海へと向かいます。 バスに乗り目的地へと向かう道…続きを読む

わたしが若かったころ、ときどき街の小さな映画館で、一週間しかかからないような映画を観るのが好きでした。 アクションや劇的なラブストーリーなどではない、でもたしかにそこには人生の悲哀…続きを読む

　この物語がなにの話なのか、私には上手に語れません。 　主人公は高校生の想子。転勤族の娘で、ひとりっ子。転校が多くてともだちと長く一緒にいられないこともわかっていて、どこかシニカル…続きを読む