祭谷 一斗

　８０００字に満たない中、二人の再会から出立までを描いた好編です。 　過不足のない瑞々しい文章で、最後まで丁寧に読ませてくれます。 「再会の暁には、大嫌いだと伝える予定だった」 …続きを読む

時折のタームがめちゃシュール、かつしっかりと次元差機関（百合ファレンスエンジン）してます。相手役は語彙的にどう見ても……て想像もできて、一層面白いですね。

物騒さ満点の冒頭からの二転三転、堪能しました。
大きな感情を抱えあるいは叩きつける間柄、いいですね。

事前の想像はおそらく、冒頭で既に裏切られる。 ーー貴様らは幸運だと誰かは言った。 ここから幸とは何かを抉るに至り、その凄みはあまりにも明白。 細かな表現にも「こう書くのか！？」と…続きを読む

サンドイッチの味を軸に、簡潔かつひとひねり利かせてあって良かったです。
読後、暖かい気持ちになりました。

思い込みと誤解ですれ違い続ける、カップル寸前カップルのコメディ。
周囲には「絶対あの二人つきあってるよね」と思われてそうです。
始終ニコニコしながら読みました。

『スーパーカブ』作者による、ネット上では恐らく初の長編。 言葉を話す車に謎の組織、被検体の少年にランナー少女の出会い、 ……と、こう書いて想像するよりはるかに丁寧な作品です。 特…続きを読む