(クソ長おまいう^ ^となっております。備忘録としてひとまとめにしたくて)
(修正しました)
第9回カクヨムWeb小説コンテスト、カクヨムWeb小説短編賞2023「特設ページ」はこちら。
https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_009より詳しい第9回カクヨムWeb小説「コンテストページ」はこちら。
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_009/detail⚫︎お詫び
前の近況ノートで、「最熱狂レビュー賞」ついて、集計期間が不明だと騒ぎましたが、上記「コンテストページ」で明記されていました。不明を恥じ、皆様にお詫び申し上げます。より正確な情報の取得、伝達に努めて参ります。
(引用ここから)
「カクヨム1日ひとりじめ賞」「最多読者賞」「最多フォロー賞」「最熱狂賞」については、読者選考期間中のデータに基づいて受賞作品を選出します。「スコッパー賞」「最熱狂レビュー賞」については読者選考期間中の読書活動(文字ありレビュー等)に基づいて受賞者を選出します。
(引用ここまで)
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⚫︎応募の際の部門と作品ジャンルについて思うこと
カクヨムコン9の各部門についての前に書きたいことがあります。
カクヨムコン9では、「応募する部門」( =「サブジャンル」の設定)と「作品ジャンル」とが異なる形での応募が可能なようです。(そういえば前回もちらほらとありましたか。当時はユーザー登録したばかりでカテゴリーエラーなどについて訳が分かっていませんでした。何でやねん! くらいにしか思いませんでした)
例えば、異世界ファンタジー舞台の恋愛ものを応募するとき、「恋愛(ラブロマンス)部門」に応募( =「サブジャンル」に設定)して、「作品ジャンル」を「異世界ファンタジー」に設定することは可能で、それは作者の判断に任されるようですが……
個人的な結論から言います。
「応募する部門」=「作品ジャンル」一択です。
まじ参(本気で参加する)にせよ、ゆる参(ゆるく参加する)にせよ、
「応募する部門」=「作品ジャンル」一択だと思います。その方が読み手、選び手に親切ですよね(やんわり言うと)。
ジャンル迷子の場合でも、ベターな部門、ベターなジャンルを悩まれた上で、「応募する部門」と「作品ジャンル」とを一致させる方が良いかと。(よほど迷子ならば、カクヨムコン “には” 向いていない可能性もあると思いますが、それは別の話になりますね)
なぜかと申せば、
「応募する部門」≠「作品ジャンル」とした場合、多少のメリットは想像できますが、それ以上にデメリットが多大だと思うからです。
思うデメリットとは、例えば……
⚪︎応募要項を読んでいない、と思われそう
(このブーメランは私に刺さる)
⚪︎うっかり屋さんだと思われそう
(このブーメランも私に刺さる)
⚪︎自分の作品(の推し・強み)が分かっていない、と思われそう
⚪︎いたずら応募、ひやかし応募、と思われそう
などなどで、心配しかありません。(「賢いヒロイン」のときも同じようなことを書きましたけど)
前回カクヨムコン8で、大賞、特別賞、ComicWalker漫画賞(単体)を受賞した計78作品の内、「応募する部門」≠「作品ジャンル」だったのは一作品だけでした(カラス調べ)。
他の77作品が前回のコンテスト期間中から、「応募する部門」=「作品ジャンル」だったのかは分かりませんが。
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ただし、「エンタメ総合部門」に限っては、「作品ジャンルがSF、現代ドラマ、ミステリー、歴史・時代・伝奇のいずれかに設定されている作品のみが選考対象」とのこと。
前回カクヨムコン8では、明言はされていませんでした。しかし、元々運営は今回と同じくSF、現代ドラマ、ミステリー、歴史・時代・伝奇に限って募集していたのでは? と今になって思います。
そして逆に、「ライト文芸部門」の場合は「作品ジャンル」設定は自由ですね。いつものカクヨムのジャンルには無いので当たり前ですけど。
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そして一応書いておきます。
コンテスト受賞までは狙っていない
腕試しがしたい
気軽に参加してみたい
せっかくの機会だから
応募しないと期間中は読まれないから
などの理由でカクヨムコンに応募・参加することを全く否定しません。当然ありだと思います。私は。
ただし、その場合でも
「応募する部門」=「作品ジャンル」とすることを、個人的にはお勧めしますよ、ということです。
ここまでがマクラで、まだ続きます^ ^
クソ長です。
各部門についての所感とツッコみです。
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⚫︎異世界ファンタジー部門
「現実ではない異世界を物語の舞台にした、広義のファンタジー小説を募集します」とのこと。
あっさり、さっくりです^ ^
ファンタジー作品の場合、転移・転生しなくても、現代地球が舞台でなければ、カクヨム的には、そこは異世界。ということを再確認しました。
今(今かな?)、週間ランキングを賑わわせている「悪役転生もの」(前回カクヨムコン8で、すでに受賞作品あり)の行方が気になります。
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⚫︎現代ファンタジー部門
「ライトノベル・新文芸を想定した、現実世界寄りの舞台で非恋愛主題作品を募集します」とのこと。
あっさりパート2。
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ご存知だと思いますが、「新文芸」について注意喚起しておきます。
KADOKAWAの言う「新文芸」とはWeb発の “書籍化” 小説のことです。(門外漢ですがあえて言い切ります)
従来の意味での「文芸」とは別物です。(だから「新文芸」という名称なのでしょう。ターゲット層の違いもあるかもしれません)
言い換えると、商業化するに足るWeb小説です。
(じゃあ、Web小説って何なの? と問われると困っちゃうというか、個人的な宿題中なのですが^ ^; 答えは見えているのだけれど、文章としてまとめ切れていない状態です。ざっくり言うと、ラノベをベースとして、Webならではの特徴を併呑した新形式の小説です。心変わりしました)
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さて、この部門。「現代ダンジョン × 配信」ものが、どうなるかが気になります。この「現代ダンジョン × 配信」もの。潮流の一つですけど、美味しく料理するには超難しい魔題材だと思っています。良くも悪くも思うところがあります。これ以上は口を噤みます。
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⚫︎恋愛(ラブロマンス)部門
「主に女性読者を対象とし、「溺愛」「契約結婚」などから生まれる恋愛的な人間ドラマに、新規性のあるオリジナル要素を盛り込んだ恋愛・ラブコメ小説を募集します。舞台設定は問わず、健気で奥手な主人公から勇敢でエネルギッシュな主人公まで、読者の心をときめかせる作品を求めます」とのこと
メッセージが強い。詳しい^ ^
前回、大賞・特別賞を受賞した7作品(CW漫画賞単体受賞はなし)全てはファンタジー舞台と見受けられます。さて今回はどうなるかが気になるところです。
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そして、いつだってカクヨムのジャンルおよびカクヨムコンの部門では「恋愛」≒ 主に女性向けの恋愛・ラブコメです。カクヨムではそうなのだと割り切るのが良いと思います。この区分に異を唱えたり、女性向けのラブコメは「恋愛」ジャンルにするべきか、「ラブコメ」ジャンルにするべきか悩んだりする必要はないんじゃないですかね。
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⚫︎ラブコメ(ライトノベル)部門
「主に男性読者を対象とした、恋愛・ラブコメ要素のある小説を募集します」とのこと。
あっさりパート3^ ^
三大魔境全ての募集要項があっさり。
繰り返しになりますが、いつだってカクヨムのジャンルおよびカクヨムコンの部門では「ラブコメ」≒ 主に男性向けのラブコメ・恋愛です。以下略。
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BL、百合はどの部門に応募すれば良いのか? という貴方。選考参加する編集部・レーベルを確認すると良いのでは?
こちらからどうぞ。
【カクヨムコン9】選考参加編集部をご紹介!〜小説編集部編〜
https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_novel********
⚫︎ライト文芸部門
「大人の女性読者が楽しめる、お仕事/あやかし/アジアンファンタジー(中華風・和風・オリエンタル風など)/西洋ファンタジー/オカルト/ミステリー/グルメ/恋愛などがテーマの、一般文芸に近しい文章・描写のある作品を募集します」とのこと。
主文(メッセージ)が三つ。全て大事。
⚪︎大人の女性読者が楽しめる
“大人の” に込められた意味は深そうです。
“女性読者” という点を見逃す方はいないはずです。たぶん。
⚪︎募集テーマ
めっちゃ私見です。「お仕事/……/恋愛 “など” 」とあります。“など” をどう捉えるか、どちらと捉えるかですが、「お仕事/……/恋愛」までのテーマを募集していて、それ以外のテーマはお呼びでないのでは? と私は思います。
「お仕事/……/恋愛」までのテーマでも相当広いですし。
⚪︎一般文芸に近しい文章・描写のある作品
「ライト文芸とは何ぞや」ということでもある。「ライト文芸」でググれば、参考作品は出てきますね。
そもそも、わざわざこの近況ノートを読んで下さっている方々は、「ライト文芸とは何ぞや」が、私よりずっと分かっているし、書こうとすれば、書ける。私知っているんだ。
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「ライト文芸部門」に応募するべきか他部門に応募するべきかで悩むならば、
「異世界ファンタジー部門」
「現代ファンタジー部門」
「恋愛部門」
「ホラー部門」
「エンタメ総合部門」
上記五部門との二択でしょうか?
舞台設定と文体で判断するべきでしょうか。私には分かりません! 役立たずですみません。
公式【カクヨムコン9必勝法が分かる!?】選考参加編集部とカクヨムコン8の感想戦をやってみた
https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_kansosenで「ライト文芸部門」か「ホラー部門」かについては、メッセージがあります。
(引用ここから)
「ライト文芸部門と応募部門を迷う場合もあると思いますが、キャラクターを重視したホラーは、なるべくホラー部門に応募してほしいです。」(角川文庫キャラクター文芸編集部、メディアワークス編集部)
(引用ここまで)
ふむ、正直言ってどう解釈するべきか分かりません。
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「作品ジャンル」の設定は、作者次第のこの部門。しかし、「ラブコメ」ジャンルだけ(だけじゃないですけど、分かりますよね)には設定しないのが良いかと、申し上げます。
ちなみに、前回カクヨムコン8では、大賞・特別賞として7作品が受賞(内CW漫画賞同時受賞は2作品、CW漫画賞単体受賞はなし)です。7作品の「作品ジャンル」の内訳は……
異世界ファンタジー……1作品
現代ファンタジー……1作品
恋愛……3作品(大賞含む)
ホラー……1作品
現代ドラマ……1作品
でした。
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⚫︎ホラー部門
「現実世界をベースにした恐怖体験、極限状況、不条理、怪談、怪異、心霊現象など、読者に恐怖感を与える小説を募集します」とのことですが、これだけでは終わりません。
前回カクヨムコン8最中、応募要項を見て笑ってしまいました。笑うところではないのですけれど。だって、アドヴァイスが詳しすぎる、親切すぎる、熱すぎるんだもの。
(他部門との)「差ぁ!」って内心でツッコみましたよ。
(あぁ、この詳しいアドヴァイスは専門の編集部主体だからできることかもしれないですね。他部門だと、各担当編集部の最大公約数とせざるを得ない)
今回もほぼ同様に熱いです。ホラーなのに! 冬なのに!
すでに好きな作者様が、ガチ参加する場合に限り私は読みます。気になるな、ぐらいだと読みません。だって怖いから!
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⚫︎エンタメ総合部門
「SF・ミステリー・歴史など、他の応募部門以外のジャンルから広く募集します。商業化の可能性を感じさせるエンタメ小説の発掘を目指しています。
※ 作品ジャンルがSF、現代ドラマ、ミステリー、歴史・時代・伝奇のいずれかに設定されている作品のみが選考対象です」とのこと。
分かりやすくなった、明言されました。
前回カクヨムコン8大賞作品は、SFジャンル設定(VRMMOもの)でした。
SFジャンルに設定されたVRMMOものは、ちらほら見かけます。そのことに全く文句はありません。「現代ファンタジーにするべきか、SFにするべきか、それが問題だ」というだけで。
前回受賞作をおさらいすると
大賞&CW漫画賞……1作品(SF)
特別賞&CW漫画賞……1作品(現代ドラマ* )
CW漫画賞(単体)……1作品(SF)
でした。
* 特別賞作品は、現代ドラマ設定ですが、タイムリープしています。そこから連想して、『時をかける少女』にカクヨムのジャンルを設定するとしたら……悩ましいですね。
ジャンル設定の難しさを垣間見た気がします。
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⚫︎カクヨムプロ作家部門
「歴代のカクヨムWeb小説コンテストの大賞・特別賞・ComicWalker漫画賞受賞者、及びカクヨム発の書籍化作家(こちらに掲載されており、発売日が2023年9月30日までの単著作家が対象。アンソロジー収録作家は対象外)は、この部門のみ参加可能。ジャンル不問で作品を募集し、カクヨムでの独占宣伝権をかけた争奪戦を行います。
※ カクヨムプロ作家部門は、読者選考の評価にかかわらず最終選考にノミネートされます」とのこと。
なんだか知らないが、熱気と共に悲哀を感じてしまうこの部門(要項的に大賞はない)。それでも前回カクヨムコン8では、特別賞として14作品(内CW漫画賞同時受賞2作品)、CW漫画賞単体受賞として4作品が選ばれています。この数を多いと見るか、少ないと見るか。