カクヨムコン9の賞について

(伝えるための句読点難しい^ ^)

 カクヨムコン9にゆるく参加する方に向けた話です。楽しむためのネタ提供になれば幸いです。私もゆる参です。めっちゃ長文です。

 カクヨムコン9の最大の特徴が、前回カクヨムコン8と大きくは変わっていないことだと思います。応募部門は変わっていません。一部規定・要項が分かりやすくなったことは改良点ですね。

 そして、変わったというよりも、加わったのがいくつかのレビューがらみの賞です。
 話題を提供する順番としては、先に応募部門について、次に賞について述べる方が分かり良いはず。しかし、私がより興味あるのがレビューがらみの賞についてですので、賞について先に述べます。各部門についての所見、ツッコみは次回。

第9回カクヨムWeb小説コンテスト、カクヨムWeb小説短編賞2023「特設ページ」はこちら
https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_009

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⚫︎「スコッパー賞」(対象1名)
「受賞作品(大賞、特別賞、ComicWalker漫画賞、映画・映像化賞、映画・映像化賞佳作)に対して、複数以上の文字ありレビューを投稿(読者選考期間中に限る)したユーザーの中から、受賞を的中させた作品数とレビューの内容を複合的に評価して選出します」とのこと。

 埋もれた名作・良作を掘り起こすのがスコッパーというイメージがありますので、今回の「スコッパー賞」という名称に多少の違和感がありましたが……将来の受賞作に真っ先にレビューするとしたら、それは立派にスコップと言えますね。

 前回カクヨムコン8では、大賞&特別賞が64作品(その内ComicWalker漫画賞同時受賞18作品)、ComicWalker漫画賞単体受賞14作品でした。映画・映像化賞は該当なしで計78作品。
 この数を参考にしたとき、「スコッパー賞」受賞者はどれくらい的中させ、良レビューをするのか非常に楽しみです。5か10か、飛んで50か? 全く想定ができません。どんな数であれ、驚かない&驚くだろうという変な期待があります。未知の期待。
 受賞者が「いや〜、好きな作品にレビューしていたら、たまたま獲っちゃいました」なんて語るとしたら、楽しいかも。

 受賞作の内、一作品でも文字ありレビューをした方は対象となりうるので、今回カクヨムコン9では最も修羅な賞かもしれません。
 ただ、狙ったら強そうな方たちいますね。データ提供と分析に強い(ほんと頭が下がっちゃう)あの方とか、最近「創作論・評論」ジャンルで複数のお役立ち作品を挙げられているあの方とか。

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⚫︎「最熱狂賞」(対象各部門1名)
「中間選考を突破した作品の中で文字ありレビューの投稿数が最も多い作品が対象です」とのこと。

 文面からして、たぶん「カクヨムプロ作家部門」以外の7部門が対象だと思います。
 ふむ、こちらはレビューの内容は問わない、と。まあ当然ですね。
「文字ありレビューの投稿数」の集計期間が不明ですが、「スコッパー賞」同様「読者選考期間中に限る」のでしょうか? 運営に問い合わせたいほどのことではありませんが。ただ、運営様は予防として、分かりやすいところで明記された方がよろしいかと、カクヨムの片隅でこっそりつぶやきます。あえて明記していない可能性もありますし。

**追記**
 こちら第9回カクヨムWeb小説コンテストページにて、明記されていました。
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_009/detail

「読者選考期間中」とのことです。私の確認不足でありました。皆様にお詫び申し上げます。

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 “基本的に” 狙って獲りに行ける賞ではない。この賞を受賞したからといって、書籍化あるいは漫画化が検討されると明言されているわけでもない。明言は当然(推して知るべし)できない。
 しかし、熱いレビューが “導線” になりうるという運営様からの熱いメッセージなのだとポジティブに捉えましょう。「捉えましょう」とは、Shall we …… ? ではなくて、To me です。自戒、備忘録です。
 さらに言えば、「最熱狂賞」を受賞する作品が、同時に「大賞」または「特別賞」を受賞するとしても全く不思議はない。それはむしろ歓迎すべきことでしょう。

 そしてこの「最熱狂レビュー賞」と併せて考えたい賞が次の。

⚫︎「最熱狂レビュー賞」(対象各部門1名)
「最熱狂賞を受賞した作品に対するレビューの中から、応援の熱量の高さや、小説の魅力を伝える表現の豊かさなどを複合的に評価して選出します」とのこと。

 レビューに対する賞の設定として、「大賞受賞作品へのレビュー」に対する賞ではない(ややこしいですね。伝わりますか?)という点が面白い、なるほどと思います。
 読みのプロ目線とは別の、読者目線も大事にするよ、というメッセージが改めて打ち出されたと感じての、面白い、なるほどです。

 別の面で言うと、ユーザー登録し、定着する方が増えて、さらには文字ありレビューの機運が高まると良いですね。アクティヴな読み手がもっと増えて欲しい。

「最熱狂賞」&「最熱狂レビュー賞」は、設定されたことが喜ばしい、ウィンウィンな賞だと思います。ただ少し、カオスになりそうな不安を勝手に感じたり。

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⚫︎「ファン感謝賞」
 はい、私が便宜的に勝手に名付けた、賞ではない賞です。
「カクヨムプロ作家部門」での「カクヨム1日ひとりじめ賞」がらみで、あなたのレビューが「カクヨムプロ作家」から選ばれるかもしれません。これ絶対うまいやつで、これ絶対嬉しいやつ。鼻血出るやつ。

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