真雁越冬

【あらすじ】 観応の擾乱（じょうらん）において、足利尊氏は鎌倉に拠（よ）る弟・直義を討った。だがその代償はあまりにも大きく、尊氏は直義追討の綸旨を得るために、南朝に和睦を申し入れ…

戦国の武蔵野は、山内上杉家、扇谷上杉家を中心に争いが繰り広げられていた。 この戦乱の中、古の執権・北条を名乗る武将が躍り出る。 その武将の名は北条氏綱。 彼の北条家が、武蔵野の…

【あらすじ】 時は平安、坂東（ばんどう）――武蔵野がまだ未開の荒野であった時代、二人の兵（つわもの）がいた。 一人は、源宛（みなもとのあつる）。 一人は、平良文（たいらのよしふみ…

今は昔、戦国の世の物語―― 父・北条氏綱の死により、北条家の家督を継いだ北条新九郎氏康は、かつてない危機に直面していた。 領国の南、駿河・河東（駿河東部地方）では海道一の弓取り…

戦国の武蔵野に覇を唱える北条家。 しかし、足利幕府の名門・扇谷上杉家は大規模な反攻に出て、武蔵野を席巻し、今まさに多摩川を南下しようとしていた。 この危機に、北条家の当主・氏綱は…

地図読みと山岳地帯の未踏走破に青春を燃やす無骨な快男児・天童信介。彼はミスカトニック大学の依頼を受け、未確認生物を探索する調査隊に加わった。調査隊のメンバーは、饒舌だが情緒不安定…

普段やらない恋愛ものを書いてみました。

私は天海燐菜(あまみりんな)。高校一年生です。 私立探偵の山野蛍介(やまのけいすけ)さんのもとで、弟子として探偵見習いをやっているのです。 十二月のある日、いつも通り『探偵事務所…

現代の刀工・青野仁は、老いていく我が身と後継者が不在という問題に頭を抱えていました。 悩み抜いた青野は、幕末の時代に活躍した初代青野仁の日記を開き、初代の生き様に活路を見いだそ…

事件から４２年後に書かれた『仮名手本忠臣蔵』で悪者に歪曲された吉良上野介。 配流先の諏訪高島城で21歳の生涯を閉じた孫・義周が明かす、一連の事件の真相。

じゃんけんして、カバンを持って、歩く。 駅から家まで徒歩15分の帰り道に起きる幼馴染の暇つぶし会話。

結婚式の準備の為、久しぶりに実家に帰る。変わってしまった商店街の店。一方では変わらない家族と浄水場、そしてその周りの風景がある。武蔵野が雑木林？今の武蔵境はそんな事ない。でも小さ…

新宿三丁目にある日野原探偵事務所勤務の新人探偵・野宮サキは普通に仕事をしているつもりが否応なしに未知の世界に足を踏み入れてゆく。　

以前、「小説家になろう」で掲載していた小説の完全リライト版になります。 設定や固有名詞等で大幅な変更があります。以前の版はすでにウェブ上には無いと思いますが、カクヨム連載版の方が…