あなたの大切な物は何ですか?それを忘れてはいませんか?本作品は、結婚前の女性が、実家に帰り、妹と母、そして亡き父との何気ない交流を描きます。子供の頃、家族で訪れたうどん屋さん。お気に入りの散歩道。そして、結婚をすれば関係性が変わってしまうかもしれない妹と母。このお話は、まるで岸田国士の戯曲のようです。きっと、あなたの忘れてしまった大切な物を、思い起こさせてくれるでしょう。
以前もコメントを書かせて頂きました。いつ読んでも向田作品を彷彿とさせますね。レビューを頂きましてありがとうございます。お礼を言う場所がなくてここで。そうなんです、赤紙を今の時代に表現したくて。この混沌とした時代に若者が地球話を書ければいいなと思いました。私の思いを読み取って頂いて感涙です。また、作品を読ませて頂きますね。
知っている場所がいくつも出てきて、とても懐かしい気持ちで読みました。ノスタルジーがわきおこる言葉もたくさんあって素敵です。特に「浄水場」が心に響きました。