年末年始はわりと暖かかったんですが、この連休はグッと冷えこんで、室内でも羽織るものが手放せませんでした。
新作を投稿しました。
『Code:07_Depression』(
https://kakuyomu.jp/works/16817330669461924499 )
〈あらすじ〉
クリスマスの夜。蒸発した母親の借金を背負わされた娼婦のリサは、ついに返済の見込みなしと見なされボトム送りとなる。下準備としてリサの記憶の改ざんを命じられたクラッカーのトオルは、絶望する彼女に自身の過去を語り始めるのだが……。
昨年のクリスマスあたりに書いた掌編小説になります。サイバーパンクっぽいのをイメージして書いたんだけど、そういうの久々だったんで文字数のわりに悪戦苦闘しました。読んでいただけると嬉しいです。
最近は小説書く以外では、本を読んだりゲームをしたりしてます。
本は『君が手にするはずだった黄金について』と『汝、星のごとく』を読みました。あとは寺山修司の本を読み返したりとか。
『君が手にするはずだった黄金について』は承認欲求お化けの僕にはグサグサ突き刺さる話だった。なのに小川哲さんの文体の魅力も相まってページをめくるのが止まらなかった。
『汝、星のごとく』は本屋大賞に決まってからずっと読みたいと思っていた作品で、正月休みに一気読みしました。恥ずかしながら凪良ゆうさんの本を読むのは本作が初めてなのですが、主人公二人がときに惹かれ合い、ときにすれ違う描写の丁寧さと質感がすごくて震えた。夢を追いかけることの厳しさみたいな視点も描かれていて、いろんな意味で読むのに体力使う作品だけど、出会えてよかったです。
あとネット小説で最近追いかけてるのだと、冴吹稔さんの『悪墜ち魔術師の肉盾役は、やがて迷宮攻略の最前線に躍り出る』(
https://kakuyomu.jp/works/16817330669467855055 )という作品が面白いです。いわゆるダンジョン探索モノで、まだ連載を始められたばかりなんですけど、ウィザードリィや『アラビアの夜の種族』に出会ったときみたいなワクワク感がある作品です。ハクスラ系のゲームが好きな僕には大好物でした。
ゲームはずっとバルダーズ・ゲート3やってます。とにかく面白くて時間が溶けるゲームです。僕はTRPGやったことないんですが、TRPG好きな方はもっとハマるんじゃないかと思う。
最後に今後の予定ですが、長編を1作書きつつ、ちょこちょこ息抜きに短編も書いていけたらなと思ってます。大学時代の同期で月に1回作品を出し合うみたいなのをやってて、その課題をあげたりするかも。長編は脱稿かそれに近いぐらいのタイミングでアップするつもりなので、ある程度先になると思います。それまでの間に、生存報告を兼ねて短編を上げていきたいですね。