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『若者のライトノベル離れ』評論歴代8位へ

なんと年1位どころかカクヨム評論歴代8位作品になったことをご報告いたします。

本当にありがとうございました。

『若者のライトノベル離れ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553

またデータを上半期ですが「ここで」のみお知らせします
出典:2023年上半期出版市場(紙+電子)公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所
・紙+電子の出版市場は8024億円(前年同期比3.7%減)
・うち紙出版市場は5482億円(同8.0%減)
・うち電子出版市場は2542億円(同7.1%増)
・・電子コミックが2271億円(同8.3%増)電子シェア89.3%
・・電子書籍(文字ものなど)が229億円(同0.4%減)
・・電子雑誌が42億円(同8.7%減)

※電子市場は広告収入や電子図書館サービス・電子ジャーナルなどが含まれない。

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ラノベって全出版物でシェア1%しかないのね。つまり出版市場額全体が1兆6305億(2022)でラノベ市場が244億円。ゆえにラノベのシェアは約1%。

で、残念だけどもう244億円とかもう誤差の範囲だよね。全市場で1%だからこれ電子だけを見てもしょうがないというか電子だけだともう下手すると0.1%とかの世界だよね。つまりみんな電子の場合は投稿サイトで無料でラノベを見てるだけだから市場額が測定不能じゃないかな。だって電子漫画・電子コミックスだけで約90%もある市場で電子ラノベというニッチなもんをわざわざ電子文字データで買うお客様っている? だから電子ラノベに限るともう市場額があまりにも少なすぎて「測定不能」というのが答えだろうな。私の答えは電子ラノベ市場は「あまりにも額が小さすぎて測定不能」と回答します。

(※電子ラノベはアクセス数こそ高いかもしれないが「法律データベース」などの業務用文字情報の方が圧倒的に売り上げ単価が高いはずなので文字情報電子書籍内のシェアは微々たるものであろう)

ちなみに2022年の日本のコミック市場の規模は6770億円。うち電子コミックが4479億円で全体の約66%が「漫画・コミックス」です。とっくに半分超えてます。異常です。まもなく全出版物の70%超が「漫画・コミックス」という異常事態となりほとんどの人が小説も新書もその他専門性の高い書籍を全国民がほぼ見捨てていて「日本国民はほとんど漫画しか読んでいない」という文化水準的に異常事態・緊急事態になります。

5件のコメント

  • 確かに…
    活字離れが激しい…。
    仕事のメールですらも、読めない人が増え
    動画で説明してくれればいいのに(短い時間でね)
    と言われる…。

    そう言う私も漫画好きですが…(汗)
  • そうですか……動画ですか……。
  • 以下のサイトで引用されている調査によると、日本電子書籍市場の中に今利用者数が一番多いのはライトノベル。
    https://hon.jp/news/1.0/0/45689
  • @c933103様
    読みました。結論から言いますと私が「※」に書いたように、また本文にも書いたように「法律データベース」などが文字情報電子書籍の大半のニーズなんですよ。しかも無料分のアクセスまで入れてるのでダメだと思うんですね。
    例えば六法全書の電子書籍ってたぶん日本全国の法律事務所でかなりが使ってると思いますが単価が年で5500円とかなんです(法律は毎年のように法改正します。なので電子書籍の方が有利なのです)。電子六法全書は電子ラノベの単価とはとてもじゃないけど比べられないんですよ。だから単価を無視してはならないんです。

    ・無料、まして広告市場を入れてはいけない
    ・単価を無視してはいけない

    という2点を考えると全く参考には出来ないですね。
    以上が私の回答になります。なおリンク先の人の人格を貶めるために書いたのではなく単に事実として記述しただけとも記述します。
    やっぱり六法全書とか建築六法とか価格大きい上に顧客が固定するんです。
  • あのサイトが予測する市場規模は、ご指摘の要因により正確ではないと思いますが、反映しているのは電子書籍サービスでライトノベルを読んでいる人がいるということと思います。
    あと、引用された調査の公式サイトによると、市場規模の推計に含めるのはマンガアプリの定額購読料や課金額。企業向け・学術ジャーナルなどは含まない、広告も含まない。そして、無料電子書籍としての例はピッコマ
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