南仏記、最後の話は「セザンヌが愛した山」サント=ヴィクトワール山です。
セザンヌは故郷のエクス=アン=プロヴァンスでこの山を何十枚も描いたのだとか。モネの睡蓮のように、山の移り変わる表情もきっと画家の心を浮き立たせたでしょう。
パリが合わなかったセザンヌにとっては、サント=ヴィクトワールは女神であり癒しと活力を与えてくれる存在だったんじゃないかな、と素人ながらに思います。
南仏記にお付き合いくださり、ありがとうございました。
パリはすっかり秋っぽい気温になってきましたが、皆さまも残りの夏を穏やかにお過ごしください。
