「二十年のち」にお越し下さった皆さま、ありがとうございます。
思いがけず多くの方に読んで頂き、嬉しく思っています。コメントや星、素晴らしいレビューまで、とても励みになります。作者の手の届かないところで宣伝してくださった方もいて、本当に嬉しいです。この場を借りてお礼申し上げます。
公開したときはすごく緊張していたので、今さらのノートです。
題材についてはタグでお分かりになると思います。
明確なモデルはあるものの、世界のどこの地域でも同じようなことが続けられているので、特定の宗教色は排除しました。そのかわり国や人の名前に意味を込めています。
最初は端的な復讐劇にするつもりでした。でもそれだと現実の延長にしかなりません。なのでもっと違う、別の次元の勝ち負けを書きたいと思いました。すごく悩んだのですが、それであえてこういう展開にしました。
これを復讐とみなされるかどうかは人によって違うと思います。
でも作者としては、分かりやすいハッピーエンドやバッドエンドではなく、個人の人間的な意味での敗北を書きたかったです。
そこが伝わるように書けていたらいいのですが。
この二十年後の舞台は自分がそうならないで欲しいと願う世界でした。
どうか現実の世界で、一刻も早く殺戮が止められることを、それからちゃんと機能する司法のもとで、裁かれるべきものが裁かれることを祈っています。
重たい話で恐縮ですが、あまり構えずに、お時間がある時にでも覗いて頂けたら嬉しいです。
生活では、土曜日も半日仕事だったのがやっと週休2日になりました。そのかわり平日が忙しくなってしまってます。でもこのリズムにも慣れてきたので、また色々読みに行きたいと思っています。
「短歌・俳句コンテスト」も開催中ですね。たくさんあって気がつかない作品もあるので、見落としていましたらどうぞお知らせください。
いつもありがとうございます。感謝を込めて。