フランス中央部にあるオーヴェルニュ地方のクレルモン=フェランという街に行っていました。
ひとつ前のおかしなノートをご覧になった方には失礼しました。旅をすると環境が変わるせいか色んな沈殿物がどっと出てしまうようで、実は不眠がつきものなのです。旅行してアクを出してくるというのも変な話ですが、パリに帰ってから調子も戻りました。人間のコンディションというのもなかなか思うようにはいかないものですね。
さて、せっかく旅をしましたので、これからエッセイで何回かに分けてオーヴェルニュの話を掲載します。
前にもいくつか地方の話を書いていますが、パリとはまったく違う、それぞれの色があって、この国を旅するのは(眠れなくなっても)やっぱり好きです。
あとこれは本文には書いていない予備情報ですが、クレルモン=フェランという街は、「考える葦」パスカルの出身地。それから、タイヤメーカーのミシュランの本社があります。あとはヴォルヴィックの水源が近くにあります。マイナーな土地と思いきや、意外と重要な穴場なのです。
写真は、休火山地帯であるピュイ山脈のひとつ、ドーム山からの景色です。
あとは食べ物のことも書ければと思います。
もしご興味があれば、どうぞ旅におつきあいくださいませ。