こんにちはこんばんは、小谷です。またまたお久しぶりです。なんか色々やっていてこちらに来ることが出来ずにいました。
色々…そう、まずは「霊媒堂 猫の手」のスピンオフといいますか、単体でも楽しめる(?)内容となっております「櫻幹に結ぶ」をバタバタ書いていました。別サイトのコンテストにちょっと出してみようということで。
しかしカクヨム版では「猫の手」にリンクするように加筆修正したものを置いています。よろしかったら是非、ご覧ください。
本作は猫の手スピンオフですが仁科たちは出てきません。
真文に取り憑いた「櫻の呪い」、櫻幹の怪異は如何にして生まれたか――江戸時代も後期に生きた少女・おタカの過酷な運命を描いています。櫻幹の怪異がああですから、結末はどうしてもああなります…重たいです。
また、この櫻幹は猫の手をお読みいただいている方への日頃の感謝を込めてラスト部分を加筆いたしました。
ちょっとしたこぼれ話をしますと、「猫の手」の時代は明治35年春〜明治36年春の一年を書いていますので、雲英が遊郭 徒花を焼き払った時期は猫の手・鯰川よりも後のエピソードになっています。猫の手が全編を通して繋がった物語になっていますので「櫻幹に結ぶ」の中にも縁ある何かを仕込んでいます。見つけられた方には「猫の手マスター」の称号をプレゼントします^^;笑
本作は時代に合わせた内容ですので、一部過激な箇所がございます。でもこんな時代を経て今があることは忘れてはいけないことだと思います。歴史ものに触れてより一層そんな風に感じる今日このごろです。
▼櫻幹に結ぶ(ホラー)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885697202そして、また短編の新作を書いていました。
長編がひとまず休憩なので、どうしたものかと考えていまして。
これまた白状すると別サイトのコンテストに応募したんですが、カクヨムにも置いていた作品の続編となるのでこっちにも掲載することにしました。
「地下鉄の中で」という8話完結の不思議系ホラー(現代ファンタジー?)な短編をひっそりと公開していました。それの続編です。
霊感体質の家族を持つ、山田太一の新しい物語を描いています。非日常なのに日常的な変な家族を描いています。今回は「地下鉄」よりもコメディ色が強いかと。それに今回、一週間という最短かつ計画的に書けたのでびっくりしました。
太一の姉、真麻江ちゃんが家族を振り回していくので、私も書いてて楽しかったです。
私の山田家一押しは真麻江ちゃんなんですが、父、母、祖父、祖母全員濃いキャラクターになったような気がしてます。家族愛をテーマにしているので、ハラハラほっこりしてもらえたら嬉しいです。
また、前作「地下鉄の中で」を修正してから一年経っているのに太一のキャラがあんまりぶれてなくて自分でも驚きました。前作から少し成長はしているみたいですが。ヒナちゃんが出せなかったのがちょっと残念です。その代わり、陽介が書けたので楽しかったです。またこういう作品も書いてみます。
ご興味ありましたらぜひご一読ください。
▼山田家の霊感事情(現代ファンタジー)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885712304さて、そんな山田家執筆が終わってすぐにカクヨムプライベートコンテストが始まっていました。
参加出来たらしたいなぁと思っていたのですが、日頃お世話になっている夷也荊さまよりお勧めいただきまして、俄然やる気になっていました。
「書こう!民俗学ミステリー!」
内容は既に頭にあったので…というかこっちも猫の手スピンオフのような。(磯の女についての詳細は猫の手・鯰川の壱をご覧ください)
今回のコンテストに当たり、また今後のことも含めて試験的に出してみたキャラクター、仁善くんと将海ちゃんですが書き慣れてなさすぎて筆があまり動かなかったです。
また、実在する場所を書くので、これはもう現地に行くしかないと思い立ち、急遽、門司港へ行ってきました。元々行くつもりではいたのでこの機会にと日帰りで行ってきました。長くなりそうなのでやめます。
ほとんど私が行ったルートをそのまま本編で辿っているのであれがレポートでもいいような気がします(笑)
平成を舞台に古の怪異を探るのは雑貨屋店主、仁科仁善。でもどうやら本名じゃないそうです。彼は自身のルーツを知るべく怪異を調べています。
個人的には仁科仁よりもクールなキャラだなと思っています。そして仁科よりも喋るし器用です。ただ、ちょっと抜けてます。幼馴染の将海を邪険に扱うけど、微妙に優しい(のかどうか分からない)し、怒られるとたじろいじゃうのでちゃんと情のある人間で安心です。
今回は門司港に出るという「磯の女」という妖怪。海御前については本編の通りなのでここでは触れません。ただ、彼女が一体誰なのかは分かっていないようです。本当に平教経の奥方なのか…私は未だ疑っています。
「民俗学ってなんぞや」と考えているうちに段々と不安になってきましたが、私なりの民俗学小説です。
そして今まであまり興味がなかった平家物語。面白いですね…ちょっとしばらくハマりそうです(*^^*)
ただ、門司は面白い土地なのでぜひ、遊びに来て下さい。歴史が大好きな方、レトロやモダンが好きな方にはとてもオススメです。焼きカレー、ほんと美味しいので、ぜひ。あと赤間神宮に行きたい…今度行きます。
▼磯姫(ホラー)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885740772そんなこんなで、山田家と磯姫の執筆更新最中に、私は引っ越しと門司港巡りと東京旅行をしていました。ハードすぎる…今思えばよく生きてるなと。
自宅の引っ越しが終わり、翌日に門司、そして5月4日から東京へ。
浅草を根城に、色んなところへ行きました。日本橋、丸の内、東京駅、銀座、渋谷…連日歩きっぱなしで疲れてますが、なんとか無事福岡に帰ってこれたので良かったです。東京へは何度も行ってますが、行きたいところが多くて困りますね。今度は秋葉原、下北沢、池袋に行きたいです。
6日には文学フリマ東京にてサークル参加しました。個人本の短編集と合同誌を販売しましたよ(*^^*)
合同誌は数年前から仲良くさせていただいている方と一緒に書いています。こちらも明治のあやかしものです。和風アクション(自称)の仕上がりになってます。個人本も初の文庫サイズ製本だったんですが、良い仕上がりでした。
そんな中だったので、磯姫の四なんて観光の移動中に書いていました…なので、推敲が甘いかと思います。ギリギリでやるなって話ですが、すみません。なんとか完結したので多目に見て下さい。コンテスト結果発表後にでもまた修正や加筆を加えるかと思います…すみません…
ただ、旅は楽しいですね。またお金が出来たら色んなところへ行きたいです。文フリにも積極的に参加したいですし。いい経験にもなりますね。また今度はゆっくりと観光したいです。
さて、またも長くなりました。今回はこの辺で終わります。
《御礼》
・雹月あさみ様。
いつもお世話になってます。
『櫻幹に結ぶ』への素敵なレビューをありがとうございました!
また、作品への評価、応援など励みになっております。皆様、本当にありがとうございます。
《更新予定日》
◆うさぎの骸(異世界ファンタジー)…更新未定。次回は第三章
◆行き場をなくした物語(短編集)…不定期更新
◆社長、それ本当に校了ですか?(エッセイ)…不定期更新
◆新作ホラー長編製作中…Coming Soon