こんにちはこんばんは、小谷です。
本日、猫の手山彦編の伍を公開しました。
仁科が出てこないので心穏やかに改稿作業をしていたんですが、出てきた妖怪のせいで手こずっておりました。少し遅くなってしまい、申し訳ありません。
仁科が出てくるとどうにも憎たらしくて仕方ないんです……主人公なのに(笑)
今回は鳴海のターンですね。
前回に引き続き、ちらちらと過去が見えてくるんですが、彼らの過去はまた別の話で語りますのでお待ち下さい。
さて、先程も言ったように、今回は妖怪が出てきます。羅宇屋さんです。
江戸の時代から羅宇屋は煙管の清掃を行うお仕事をしていたようで、普通に人間がやっていたわけなんですが……猫の手では妖怪にしました。
そして、語り尽くすとキリがないので端折ってしまったんですが、羅宇屋の折りたたみ式道具箱のデザインを以前より妹にお願いしていました。
私のイメージ通りに豪華な階段箪笥を描いて暮れたんですが、それをきちんと上手く文章で説明出来ていたかは……自信がないですね^^;
本来の羅宇屋さんはリヤカーでやって来ます。
わらび餅とか石焼き芋とか豆腐屋とか、そんな感じでしょうかね。
ピーッと甲高い音を鳴らしてリヤカーを引いてくるようで、耳障りだけどすぐに羅宇屋だと分かるんだとか。
今はもう煙管を使う人がいないから廃業されてるんでしょうか……時代の流れが切なく感じます。
しかし、この猫の手の時代ではもう既に紙で巻いた煙草が流行っているはずなんですよね。櫻幹でもちらりと出したんですが、鳴海は昔からの物を大事にしたがる頑固者です。
行灯とか煙管とか。新しいものが好きじゃないんです。万年筆が登場しても頑なに筆を使ってそう。そして絶対、洋服に興味を持たない。
仁科といい鳴海といい、くせが強くて困ります。
次回はまた仁科たちですね。えーっと、確かヨビコ様たちに囲まれたとこで終わってました。早めに更新できるように頑張ります^^;
引き続きよろしくお願いします!