• エッセイ・ノンフィクション
  • 創作論・評論

吸血鬼で蛇で南方

TRPG『ヴァンパイアザマスカレード』
肉弾パンクスヴァンパイア「Brujah(ブルハー)」と、メキシコの魔女Brujah(「ブルハ」)との関連を調べてない。魔女と吸血鬼は、境がgdgdなのだが、メキシコ魔女ブルハさんが血ぃを啜るといふ資料がない。
フォロワーズオヴセト(セトの信徒)
 エジプト起源の吸血鬼 砂漠にをる。その辺のリアルなマスメディアよりまともで、「却ってダメ」なマスゴミを作って放送に勤しんでをるらしい上にメカ類に強い。

 古代エジプトのヘルモポリスで拝まれたらしいオグドアドのダジャレ大爆発神々の皆さん
ヌンとナウネト、フウとハウヘト ククとカウケト 他 はヌンとかの野郎が蛙で雌が蛇とされる。
オグドは8なのだが、最後の二柱はニアウ&ニアウト、ゲレフ&ゲルヘト アモン&アマウネトのバリエーションがある。
他、古代エジプトの蛇神様はセト大明神の他、レネヌテト、シャイ、メルセゲル他、大体どこぞで拝まれてゐる。が、アポピスさんは全土で平均的に悪者。

 あー、BCまで遡らない。 萩野真『孔雀王』吸血鬼のアレと同時期掲載の辺の『JOJOの奇妙な冒険』に出る南米吸血鬼体系。荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる「全細胞で食餌行動をとる多細胞生物」柱の男が出てきた時には肉食海綿の生態は知られてゐなかったが、1990年代にマジックテープ的なカギで引っ掛けて捕獲した獲物を、全細胞が食べに行くスポンジツリーとかクロ何とかリラといふ深海の肉食海綿のさういふ習性が発見され、はい。吸血鬼と言ったら須らくボンデージ為すべしだよなぁ。

 主人公がなんか研究する~わかりやすい悪者がそれを奪って「それは人間をやめるぞぉジョジョぉ!」は、『指輪』ですでにやってた。

アフリカ真ん中辺へ傳道に来たナゾラ派ユダヤ教の人は、その教義のっつうか聖典、『使徒行伝』だか『使徒言行録』2:1とかで、聖霊を受けた信徒の皆さんがなんかキセノロゴス言ふとか、を説いたので、さういふトランスを宗教上の必須項目とする土人から「まともな宗教」認定を受けたさうである。

モーゼは蛇と関連し 奇跡の関係でもアフリカ真ん中辺系の神様禰宜様観に合致したため採用され、さらにヴードゥーとかでも、蛇の形をしたロアであるダンバラ・ウェドの「表の顔」として以外に結構拝まれてると。

 ヨルバ人のオリシャ、オバタラは両性具有の蛇神とされ、造物主として拝まれる。いいけどオバタラ大明神のトーテムに象がをる。檀原照和『ヴードゥー大全』で、ヨルバの人が拝むオリシャのオバタラさんはフォン人が拝む蛇神「ダ」と関連し、「オッドゥドゥア」を嫁とする。キューバではオドゥドゥアは野郎で人類の創始者で影は薄いがお迎へで働き、原型のオドゥと言ふものがオバタラの妾とか女性部分とか言はれる。

 ネフシュタン 青銅の蛇。サ―ラーフと呼ばれる毒蛇による災難に見舞はれたユダヤ人を救ふ為にモーゼが作ったもの。ナハシュハネホーシェスと、ネホット(トラガカントゴムかなんか)と、ネフェシュ(喉またはそこを魂の座としてソウル的なものと自己)とヌフシュ(女性器が「みっちみち」の意らしい)とかの語呂合はせの関係。
 岩波翻訳委員会訳の『出エジプト記』によればヘブライで龍を指すTANINは水中に住む。岩波訳『エゼキエル書』のレニングラード写本のビブリアヘブライカシュトゥットガルテンシアの方で一部、「多分ナイルの鰐」と思はれる箇所がヘブライ文字のヌン(N音)を一個忘れてゐるといふ指摘がある他に、「出エジプト」の際には日本語訳の方であの。

 佩蛇の者ども 動物さんテイマーとしてのその方々が蛇っぽいものをアレするとか。みそぎー。アダムとイヴがエデンから負け出るときに與へられた何かの肌着が蛇の皮説あった。エデンの香りが放たれ、減ることはなく、著ると獣を操ることができた(『ユダヤ神話・呪術・神秘思想事典』38頁)それはまぁ一応あの二着しかないのでニムロドがどうしたエサウがなんとかになるわけで。にゃー。

 ジェンダー関係をアレして、カリブ海へアフロカリビアン帝国を作る場合、黒人関係の禰宜様はなんとなく、ジャマイカからハイチとかへ行ってゐるのだが、カリブの首都はー、ジャマイカ島とやると、「クロンボ関係は、LGBTQに厳しい」が適用される。すごいややこしいのだが、LGBTQに関してブラジルとハイチはマイルドらしい。また、ラテンアメリカで拝まれまくるオリシャっつうかなんぞでお茶目と位相差空間の中和を司るエレッグア、レグバ、エシュは、ふたなりとされる。

 ベタなのがベネズエラ。牛の畜舎飼ひが何となくできさう。チワワとかリャマとかビクーニャは無視。アフリカ西部人が交換の媒体としか思ってないゴールドについて、南米では金細工が凄まじいと言ふのがあった。

 サンテリアでオリン、ヴードゥーでギネー(ギニアなのだが海底にあるとされる)と呼ばれる冥府は、物理的に実在する亜空間への意味付けであると言ひ張ってみるとか。ケルトの冥府チェハドゥンは実在する所を指した筈で、秋津島の「死ぬ」の婉曲表現で、「廣島へ煙草を買ひに」と言ふのがあったので、ベタなものだが。

 鳥とイヌ科を伴って、アフリカから南米へ赴く何か。ウーパールーパーの原語であるアホロートルのさらに原語アショロトルは謎しかない神様であるが、娘とわんこの形をとるとされるが鳥はゐないんだよな。

 一万年前に栄華を極め、一日と一夜にして沈み、なんかの交通の要害になってをる島としてのアトランティス。『ふしぎの海のナディア』があるのでここの土人にクロンボがをっても別に。本当にツイッターからXに至るそこそこのアカウントの人の「ナディア=インド人説」の流通が謎。アレはaガイナックスの誉れで、b「NHKアニメは玉石混淆って玉麦価」説を補完する出来で、c何よりその辺で無駄に流通しまくってをり、dネモ船長とその一族が「M78星雲系宇宙人の末裔」でアフリカの真ん中辺に王国作った人と劇中何回も出てくるのだが、どう言ふ訳かあのご一家を原作準拠(インド人の可能性がある)とするのがなんか出るのね。謎。

 その「交通の要害」はスエズ運河の大昔の奴説。それによればアトランティスはインドで、大昔の技術ではスエズ運河は浚渫しまくらないといけないのだが、いろいろあってダメになったので一日と一夜にして交通が絶たれたと。アフリカの辺とインドに交通があった可能性は結構高いつうか、スワヒリ語でライオンがシンバでサンスクリットでインドライオンを指す語もシンハ、あと大昔の辞書の説で、獅子は梵語のシンハに尊称「子」。引き出しが少ないのでダクハナヴァルがどうたらと、なんか。さう言ふ訳でダクハナヴァルさんは「足から血を吸う」といふよくわからない生態を持つ。ガラパゴス島で吸血鳥がをるのだが、欧州ではフクロウやヨタカが血を啜ったりヤギの乳を飲んだりすると言はれた。

スペイン人をして「アトランティスみある」と言はしめたヨルバのアレをー。なんかー。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する